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ラケットを握って50年、クラブは40年なのでゴルフとテニスの両方のスイングに異様に詳しくなってしまった。ヴォレーとストロークはその技術的なメカニズムが極端に違う。どちらの仕掛けがゴルフスイングに向いているだろうか。

動と静、柔と剛、たとえば北風さんと太陽のような感じがある。ヴォレーはネットのそばで打つから相手のボールに勢いがあるし速い。ベイスラインで打つストロークは案外ボールの勢いは死んでいてボールが来るまでに間もある。

ゴルフボールは止(と)まっている。いつも言われることだがゴルフは止まっているボールを打つのだからテニスより楽だろうと。しかし現実はそうでない。ゴルフボールは止まっているけれどそれを打つゴルファーは止まっていない。つまりゴルフスイングでも振り遅れが起こる。

ボールが動いていようが止まっていようが、スイングしてボールを打つ限り、ゴルフスイングにも振り遅れが起こらない理由はない。実際多くのゴルファーは振り遅れる。原因は強く打ちたいためにスイングの位相が遅れること、だ。

ヴォレーは反射的に打つ必要がある。十分時間を掛けてスイングするわけに行かない。その代わり相手のボールの速度を利用できる。カウンターパンチのようなものだ。だからヴォレーは熊手型になっている。したがって位相遅れがない。ラケットがコンクリートの壁のようになってボールをはじき返す。

一方テニスのフォアハンドストロークはゴルフスイングと同じようにバネの利いたしなやかなスイングになる。 つまりはほうき型だ。ゴルファーに熊手型が少なくほうき型が多いように、テニスでもヴォレーがうまいプレーヤーは少ない。ヴォレーをほうき型でやってしまうからだ。それでは強いボールに振り遅れロングアウトする。

ゴルフの振り遅れはスライスになりボールは右に曲がっていく。ゴルフとテニスでこれだけ事情が似ているということは、ほうき型は振り遅れやすいということだ。テニスでヴォレーが上手なプレーヤーはゴルフもうまい、と思う。熊手とほうきの両方を知っているからだ。

ヴォレーのレッスンで特効薬は薄くグリップすることである。ゴルフで言えば右手のグリップを極端なスライスグリップで握ることに対応する。テニスレッスンでも付きっきりで教えなければなかなか出来るようにならないから、ここでただ握り方だけ説明してもまず無理だが、テニスに習えば熊手型を知るにはこの方法が一番いい。

ゴルフの右グリップを極端なスライスグリップにする。そうするとバックスイングがうまく上がらない人もいるが、上がるように腕の動きを工夫し、何とかしてバックスイングを取る。このグリップで打ち続けていると、右手で押す感じがなくなり、引っ張る感じがわかる。

さらに続けていると、右手首がロックされて動かないのに気付く。このロックする感じがわかると意識的にロックすることもできるようになり、ロックした感じを覚える。それで熊手型のスイングに至る。

ゴルフの熊手型は左のグリップが重要だと思っていたが、右手のグリップにも意味があるのだなと思った。熊手型を覚えるとゴルフはやさしくなる。ヴォレーはうまくなる。特にピッチエンドランは熊手型の方がいい。弱く打ってもボールにスピンをかけられる。ただ打てば安定して思い通りのボールが出る。

フルショットではほうき型の方が距離を稼げるが、安定度を考えると距離の差は相殺される。やはりゴルフはヴォレーだ。少なくともアマチュアのゴルフは断然ヴォレーだ。筆者

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