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左手をストロングで握るとき、30度で握った場合と、45度にした場合とスイングが根本的に違う。もっともやれ30度だ45度だと言ったって、絶対的な値は測りようがない。クラブを握ったまま左手の甲をスクエアになるまで回していったときに、ヘッドがどれくらい閉じるか目で見ているだけだ。

昔グリップの山の部分を一番いいところにセットしようと何度も何度もラバーを抜いては挿し、また抜いては挿していたとき、結局二カ所を行ったり来たりしていたという経験がある。どちらも同じくらいいい場所で、甲乙は付けられない。高周波のフィルターを作るときにはこういうのを双峰性と言う。山では双子峰というかも知れない。このときにも、二つの場所は10度以上離れていた。

電気の場合はこの双峰性を単峰性に変えねばならないことが多い。うまく山を一つに出来ても、幾らかロスが出る。たとえスクエアグリップがいいグリップだとしても、きっとロスがあるに違いない。そのロスとは何か、興味深い。

今回も事情は変わらなかった。30度と45度の間にどこか最高の場所があるように思うのは合理主義者の人情だろうが、実際はこの間には空虚で無意味な空間しかない。あるスイングと、また別のスイングの両方にそれぞれ長所と短所があるが、それを合わせてもっといいスイングを見つけるという試みはなぜだか大抵失敗する。カツカレーのようには行かないのだ。

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