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アーニー・エルスのスイングをちょっと変わっているなと思うゴルファーの眼はやや鋭い。彼のスイングは熊手型の亜流である。象が地面にある食べ物を口に運ぶときや丸太を持ち上げるときに長い鼻を使うが、鼻は下向きに丸まっていく。

ユンボという建設機械も同じ動きで土を掘る。犬が水を飲むときも、舌を下向きに丸めて飲む。これらは私たちの常識というか自然感覚から見ると「逆の感じ」がする。

エルスのスイングがちょっと不思議に見えるのも、象の鼻だからだ。熊手型スイングは普通、スイングの途中からは出来ない。しかしエルスはダウンスイングに入ってから象の鼻になる。

彼のスイングは普通のスイングに比べ位相が80度近く進んでいる。それで象の鼻に見える。熊手型スイングは手首が使えないのでヘッドが遅れて出てくることはないが、エルスはスイングの途中まで、まるでほうき型スイングと同じようにヘッドを遅らせている。

しかしトップからダウンスイングにかかる瞬間、ぴょこんと階段を一段上に飛び移るような仕草をすることで、彼はスイングの位相を切り替えている。古くは村上隆にもベン・クレンショウにも同じ方法が見て取れるだろう。

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