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170センチ、45インチ、50度を基準に、身長が増える分については、1センチあたり0.5度、シャフトが長くなる分について、1インチあたりマイナス2度スライドさせます。
 
計算例 身長155センチで42インチのドライヴァーを使うゴルファー。

170-155=15で、1センチあたり0.5度ずつフラットになっていくので15センチで7.5度。これにはマイナス記号を付けておく。

一方シャフトの長さは42インチなので、

45-42=3で、1インチに対して2度だから3倍して6度。

二つの値を合計すると、(-7.5)+6=(-1.5) つまり最適なライ角は48.5度、です。

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現在売られているほとんどのドライヴァーはライ角が60度前後です。これから逆算した場合のゴルファーの身長を計算すると、43.5インチという最も古典的な標準シャフトの場合、182センチです。

 
ヨーロッパツアーのプロを見ていますと、ややトウが浮いた、つまり少しだけライ角が立った状態のドライヴァーを使っていますが、これはシャフトのしなりでヘッドが垂れ下がり、ライ角が事実上幾らかフラットになる分を考えるとほぼ適正なライ角です。

計算値を出すときに、実験の便宜上裸足だったのですが、靴の踵(かかと)分約2センチは計算に入れておりませんが、それはティーアップによる逆効果で十分お釣りが来ると言えるからです。

たとえ地面にピタリと吸い付くような本当に正確なライ角のドライヴァーを作っても、5センチティーアップすれば当然ヘッドはつま先が立ってきます。

スイングによってヘッドがお辞儀する分については、スイングが速いゴルファーは硬いシャフトを使っているはずですし、遅い人はレディースを使うのが普通なので、一般的に垂れ下がり量は変わりません。この量を測ることは出来ませんでしたが、10度を超えることはないとして計算しました。

ドライヴァーは打ち方によってアドレス時とスイング時のライ角はかなり違うものです。女性のドライヴァーが42,3度という値は、実際のクラブと比較してかなりフラットのように感じられるでしょうが、これでもまだ10度近く不当に立っているはずなのです。

ドライヴァーのライ角を変えることはほとんど不可能です。プロは出来ますが、プロはその不当なライ角をうまく使ってボールを飛ばすことが出来るので、問題は起こりません。ヘッドの垂れ下がりに関係して、シャフトの硬さについても考慮しましたが、シャフトメーカーは飛距離しか考えません。

それは買い手であるゴルファーがそれを望むからですが、コントロールを一切考慮しないシャフト選びになっていることだけは忘れないでください。柔らかいシャフトの方が飛びますが、方向性に関しては非常にトリッキーです。

あえてそういうシャフトを使っているゴルファーにも適合するような、十分余裕を持った計算方法ですので、少なくとも身長が182センチ以上のゴルファーを除いて現実には手に入らないようなフラットなライ角のドライヴァーになります。

一つの方法はシャフトの長さを短くすることです。飛距離は落ちますが、最適なライ角のドライヴァーを使うという目的は果たせます。何時の日にか、日本のクラブメーカーが、日本のゴルファーのためにクラブを設計してくれることを切に願います。

補足

自分のクラブのライ角を調べるには、ドライヴァーの場合は分度器でも何となくわかりますが、正確に測るのには関数電卓が必要です。

クラブを壁に寄りかからせて、ちょうどフェイスの表面に引かれている数本のスリットが床と平行になるところでヘッドを止めておきます。その状態で、シャフトの先(グリップエンド)が壁に寄りかかっているところから床までの長さを測ります。

それからシャフトの長さを測ります。(床から測った長さ)/(シャフトの長さ)を計算します。たとえばシャフトが44インチで床からの高さが22インチならば答えが0.5と出ます。

私が長年愛用しているカシオのfx-4500pという関数電卓では、まずシフトを押し、次にsinを押してから、今計算した数値を入れると、ライ角が出ます。サインの(ー1)乗というのが計算できる電卓ならばどれでも間に合います。

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