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ゴルフ場で前向きパットのゴルファーはまだ一度も見たことがないが、そのうち見かけるようになるだろう。こういうのは保守的な男性よりも、女性の方が先に始めるだろうと思っている。スタイルがエレガントに見えるし、当然安定感は横向きのパターとは桁違いだ。

このクローケースタイル(アメリカではサイドサドルと呼ぶ)のパット、握り方はいろいろとあって一長一短なのだが、私がほぼ最終的に一番いいと思うのは左右両方の手の平を目標方向に向けた形で握る方法だ。右手が下、つまりヘッド寄りに、左手がグリップエンドの方を掴む。

何も考えずに普通に握ると、左手はグリップエンド側で、手の甲が目標へ向き、右手は手の平が目標を向くようにシャフトのヘッド寄りを握る形になる。これが自然なのだが、これだと左右の手が逆向きになる。力を入れやすい点で理にかなうが、どうも方向性に安定感が出ない。

私の勧める方法はちょっと不自然だし、ロングパットは打ちにくいのだが、何と言うか、両方の手で方向を微調整しながらボールを打つことが出来る。片手で車のハンドルを握るのと両手で握るのとの違いくらい、安定感が違う。

長いこといろいろな握り方を試してきた結果、短いパットはこの握りが一番よく入る。もっとも、パットはほとんどカップに嫌われる私が言うのだからあまり当てにはならないが。 

クローケーというパッティングスタイルは流行ったが最後すぐに禁止になると思われるほど優れたパッティングスタイルだが、それがなぜ流行らないのかというと、面白みがないからではないかと思っている。

入って当たり前だから、つまらない感じがするのだ。ヨットの両脇にバランスを取るためのバーが取り付けられているヨットのことをカタマランと呼んでいるが、あれならなかなか転覆しない感じがする。

カタマランは普通のヨットに比べれば小回りが利かないかも知れないし、水の抵抗もやや大きいだろうが、太平洋のまっただ中を走るなら、嵐や台風にも見舞われる。そういうとき、あの形は非常に安心感がある。

前向きパットを私の言うグリップで構えると、両手で方向を制御する感じがあるが、普通の横向きパットは両手が合わさった形で握るから右手か左手か、リードする手は一本である。脳の働きが特別でなければ逆向きの両手で同時にリードするのは難しいだろうと思う。

クローケーパットは普通のパターでも出来る。シャフトのライ角が立っている専用の方が楽ではあるが、ほんの20センチ、30センチの楽なパットを転がし入れるようなとき、クローケースタイルでやって見れば、すぐに感じはつかめてくる。是非やってみていただきたい。

私はもう10本以上、クローケーパターを試作したが、ライ角やバランス、フェイスの形状など、どうすればどういう傾向のパターになるか、大体のところはつかんだ。これならというデザインも出来てはいるが、生きていくことさえ怪しい状況だから売り物を作ってもらう資金はない。残念。 筆者

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