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ロングアイアンを打つ必要は、ない。しかし打ちたいと思うのは自由だ。私は役に立たないアイアンを沢山制作してきたが、無駄なものは一つもない。シャフトの長さが全部同じアイアンセット、逆にシャフトの長さは通常通り3番から9番なのにロフトが全部7番のアイアン、そんなクラブは当たり前である。

1番アイアンをずっと握り続けているとそのうちにロフトの恐怖感がなくなって3番は簡単に打てるようになると書いたことがあるが、それと同じ事で要はシャフトの長さとロフトの小ささから来る恐怖感を取り除けばいい。

ロフトが大きければフライパンに乗った目玉焼きだから落ちる心配はないが、ロフトが立ってくるとフライパンが斜めになったわけで、目玉焼きを落とさないためには加速度がいる。

パンを斜めにしたら走らないと目玉焼きはパンから滑り落ちる。同様に3番アイアンのフェイスにボールを乗せるにはある程度ヘッドが走らなければならない。ゴルファーはなぜだか知らないがその感覚を持っているので、ロングアイアンを打つのが難しいことを察知する。

結局ロングアイアンを簡単に打つにはシャフトを長くすればいいのだが、それも面倒だ。「ロングアイアンの打ち方」というテーマは普遍的に現れる。シャフトを長く作ってロングアイアンらしいボールを打つか、短く持ってナイスヒットを心がけるか、体力次第で結果は決まっている。

それよりむしろ飛距離が同じであっても5番より3番を使えば絶対に左の池には入らないとか、風が強いから低いボールの方が良さそうだとか、そういう使い分けに価値を見いだすのが賢い考え方である。それなら力むことはない。5番と同じ距離を打てばいいのだから4番を使うより楽だ。

クラブがウッドだけだった時代からアイアンの時代が来て、今再びウッドが見直されてきた。9番ウッドを使うプロもいる。私もコロガシのためにロングアイアンをバッグに入れているが、ウッドでコロガシ始めた。

ウッドというクラブはアイアンより曲がらない。ヘッドバランスがアイアンに比べて桁違いに良く、構造的に曲がらない。しかもソールがあるので地面に食い込まないからスピン量を押さえたいときにも有利だ。

シャフトの長さとロフトが同じウッドとアイアンではウッドの方が飛ぶ。それは実際とても不思議な話だが、私以外誰も理由を知らない。それこそ不思議な話だ。ウッドで楽に距離のある高いボールを打ってゴルフをすればいいのに、なぜアイアンに固執する必要があるのか。プロでもないのに。

というわけで、ロングアイアンが楽に使えるためには沢山使うことが大事だから、飛距離を考えず、曲芸よろしく100でも130でも160でも、使う方がいいと思える状況で短く持ってコロガシたりする。

あるいは先ほど書いたとおり、フルショットが左に曲がりそうなゴルファーは5番を3番に持ち替えて打つ。距離はそんなに変わらないので特に弱く打つ必要はない。心持ち軽く打っただけでも5番より距離は落ちる。これは本当のことだから、少し短く持って普段通り打つ。

向かい風が強いときは、より長いクラブを持つのが定石だが、6番や7番を3番に持ち替えるゴルファーは少ない。こういうときこそロングアイアンを使うべきで、ロングアイアンを上手に使うコツは軽く打てる状況で使い慣れることである。

いきなりのフルショットはロングアイアンを使えなくなる第一原因で、向かい風が強いから4番のところを3番に、というのが一番まずい。そういうときはスプーンに持ち替える。オーヴァーしたら拍手しますが、まずそんなことはありません。

6番のところを3番で、という使い方がロングアイアンに親しむための一番の早道です。 筆者

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