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私はクラブのロフト通りに打っている。コロガシでもそれが出来る。しかしボールをフェイスに乗せるのは実はかなり難しいことらしい。コロガシの話の中でも書いたが、3番アイアンでコロガシをすると、わたしがやると1:4で、2メートル打てば8メートル転がる。

ところが慣れていないゴルファーはボールがフェイスに乗らないらしく、2メートル先にボールを落とそうとすると、たとえそこにボールが落ちてもそこから何十メートルも転がってしまうような剛速球になる。これはロフトが3番になっていないせいもあるし、ヘッドの加速度の問題もある。

誰かが私が3番アイアンで1メートル打つのを見て曲芸だと言ったことがあるが、別に3番が1:4にならなければいけないわけはない。要するに飛んだ距離とそこから転がる距離の比を番手ごとに把握していればいいのだ。その比はゴルファーそれぞれで違っているだろうし、違っていてもかまわない。

実際板の上のボールを打つときとふかふかの芝生の上のボールを打つときとでは私でもその比が変わる。初心者でもティーアップしてあれば3番で2メートルを1:4の比にすることは出来るだろう。

よくパターの背中で上手にグリーン上のボールをヒョイと持ち上げるゴルファーがいるが、あれは私には出来ない。ヘッドの加速度をコントロール出来るから可能な技だ。3番アイアンのフェイスにボールを乗せるのと全く同じで、どうせならパターよりロングアイアンの方を練習すればいいのに。

しかしそれとは別に、それが出来るととてもおもしろいことが起こる。3番で2メートル打って8メートル転がすにはボールをフェイスに乗せねばならない。それが出来るということは、3番のフェイスにボールを乗せる感覚が身に付くことである。そう、それはロングアイアンが打てるようになることと同じだ。

私はサンドウェッジのフルショットで50ヤードだが、私のウェッジが変なのではない。非力でもない。普通の人が70ヤード飛ばすウェッジを借りても50ヤードしか飛ばない。けれどもボールの高さが普通でない。サンドウェッジで正当に打たれたボールは、小学校の校庭から4階建ての校舎を飛び越えねばならない。それも都心の、猫の額ほどしかない狭い校庭で。

思うに、普通のゴルファーがサンドウェッジで打ったボールは低すぎる。私の7番よりもまだ低いことがある。ゴルファーはサンドウェッジのようなロフトのあるクラブでさえ、ボールがフェイスに乗った感覚を持てないでただ打っている。それでは馬鹿力でもない限り、とてもロングアイアンは打てない。ロングアイアンが打てるということは、3番アイアンでだるま落としが出来るようなことだ。
0201 コロガシの練習でロングアイアンが打てるようになる、話

家の中でコロガシの練習をするとロングアイアンのフルショットが打てる。3番アイアンで2メートル先にボールを落とす練習だけでいい。部屋にアイアンマットを持ち込み、2メートル先に座布団を立てかける。

初めは座布団がサンドバッグになって、ブスッと音を立てるが、そのうちにその座布団を、立てかけないで普通に置いて、その上にボールを止められそうなほどボールの速度を落として打てるようになる。と、その感覚で3番のフルショットは出来る。

飛距離は体力の問題だが、ボールをきれいに打ち上げられるかどうかはテクニックである。それはヘッドの走らせ方に依存している。私は1番でも2番でも、ことによったらロフトがないアイアンでもボールを上げられると思う。パワーがないから飛距離は出ないが、クリーンに打ってそれなりに飛ぶ。

それはヘッドの走らせ方、加速度のコントロールを知っているからだ。練習場で必死に打ちまくるより、たった2メートルの距離の中でそれを身につける方が場合によっては簡単かも知れない。少なくともわざわざ出かけないで済む。フルショットはコロガシの先にある。それがゴルフスイングの基本なのだから。筆者

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