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私はこの特殊工具の正式な名前を知らない。スライドハマーでもリターンハマーでもいいのだが実に不思議な工具だ。金槌はたたくものである。あなたはゴルフはボールをたたくスポーツと思っているだろうが、ちょっと違うのかも知れない。そこでこの不思議な工具の話をしよう。

この金槌は自動車の板金屋さんで見た。車がぶつかるとボディーがへこむ。金槌でたたいたのと同じだ。へこみを直すには裏からたたき返せばいいのだが、裏に手が届かないこともある。袋状になった部分は手が入らない。この場合どうするかというと、小さなへこみはへこんだ部分に木ねじをねじ込んで、それをペンチで引っ張る。

もう少し大きいへこみは強力な吸盤をへこんだところにくっつけて引っ張る。それでも駄目なとき、この不思議な金槌が登場する。バーベルを想像するといい。バーベルはシャフトに円盤形のオモリが差し込まれている。そろばんと同じだ。

さて、次に柄の長いごく小さな傘を想像する。ボディーのへこみにたたんだ状態の傘が入るくらいの穴を開け、柄の部分を残して傘が全部入ったら傘を開く。そうすると傘はボディーのへこみの裏側で開いている。傘の柄にはそろばんの珠のような大きなオモリが通っている。

柄の先はスライドさせたオモリが外れないようにストッパーのようなものが付いている、とする。この状態でオモリを力一杯グリップエンドの方向へ滑らせると、ストッパーに当たってオモリは止まるが、このときボディーの裏側で開いている傘は衝撃と共に裏側からへこみを押し戻す方向へ動く。

つまり開いた傘が金槌のように裏側からボディーをたたく。普通の金槌は押してたたくものだが、この金槌は引っ張ってたたく不思議な金槌なのである。普通の金槌のイメージでボールをたたくスイングより、このスライド式金槌のイメージでボールをたたく方がゴルフが簡単になる。

(実を言うとグースネックのクラブはそういうイメージを描きやすいという利点も持っている。反面、ボールに対してクラブを構えたときのシャフトはかなり前方に出てしまうので上手なゴルファーはこの部分のパワーロスを問題視する。)

ゴルフはクラブを押すのではなくて引っ張る方がやさしいと言われているが、そのイメージとしてこのリヴァースハマーの動きはとてもいい、と思った。

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