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グレッグ・ノーマンに勝たせたかった。同年代としての応援だが、53歳で4日間の戦いがどれほどきついか若い人にはわからないだろう。グレッグはよくやった。しかし勝てないとは思っていた。

彼はプレッシャーに非常に弱い。あの時のマスターズでまさかの敗戦を私は忘れない。相手も悪かった。ハリントンは賢いゴルファーである。ラリー・マイズも静かな紳士だった。

一方ノーマンは余り賢くない。何時だったか、友人がパブで彼とけんかになったことがあった。クリスティンという、到底けんかなどするとは考えられない奴がノーマンに絡まれたらしい。その時ノーマンは女性と同伴していたのだが、奥様ではなかった。クリスチャンは酒の勢いだったのか、そのことでけんかになったらしい。

ノーマンは天才である。ハリントンは秀才のように見える。ノーマンのスイングは絵に描いたようなシンプルスイングだが、ハリントンのスイングはごく普通のスイングで、特別な興味をそそられるものではない。練習の果てに積み重ねられた経験があるばかりのスイングである。

一方ノーマンのスイングは初めからある種の理想的スイングイメージがあって、練習によってそのスイングを身につけられるかどうかということと、そのスイングでプロとして間に合うだけの飛距離が得られるかどうかだけが問題、というスイングである。彼はそのパワーと素朴な精神力によってあの素晴らしくシンプルなスイングを完成させた。

ノーマンのスイングはパットの延長である。彼のスイングについてはいつか書く。うーん残念、グレッグに勝たせたかった。

グレッグはブリスバンに近いマウント・イサで育ったが、プロになるためにブリスバンに出てきて私の言わばホームコース、ロイヤル・クイーンズランドゴルフの所属プロに習っていたとトレヴァーが話してくれたことがあった。

20年ほど前にコースの上に巨大な橋が架かったが、ノーマンはその橋にボールをぶつけたという、まことしやかな話がある。11番ホールの頭上100メートル近いからとても無理だ。

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