« 0205 スイング分析に悩んだとき | トップページ | 0207 スライスが打てなくなった日 »

残り150ヤードでグリーンを狙うとき、ボールのライもスタンスのライも良くて絶好な場合、私はピンの位置を見る。ピンが右とか左とか、そういうことを考えるレヴェルではないが、奥か手前かを見る。プロの場合にはグリーンの凹凸を別にすれば、ボールからピンに向かう直線がグリーンを横切った手前のエッジからピンまでの距離が短いほど難しい。

しかしアマチュアの場合、ピンが手前にある方がスコアがいい。ゴルファーはピンが手前だと止められないから難しいと信じ込んでいるが現実はそうなっていない。そこがプロと違うところだ。事実は距離の問題ではなく、届かないクラブで打つから、手前にピンがある方がスコアはいい。

奥にピンがある場合、短いクラブで打てば打つほどそれだけ高いボールになるので、たとえグリーンに届いたとしても転がらない。それでかなりのロングパットが残る。私は出来るだけロフトの小さな、つまり長いアイアンで打つ癖がある。

150をドライヴァーでは打たないが、たとえ150ヤードでも、グリーンまでコロガしてもいいかと、まず考えるくらいだから、向かい風でピンが奥ならばバッフィーで打つことは珍しくない。6番か7番のアイアンが普通の距離だが、それでは落ちてから3メートルしか転がらないし、せっかく手前にたっぷりグリーンがあるのだから、コロガしたいと思う。

グリーンの奥行きを30ヤードとすれば、ピンが奥に切ってあるということはグリーンに落ちて30ヤード転がるクラブで打てるということだが、そんなに転がるクラブはドライヴァーとスプーンしかない。長い方が飛ぶのだから距離が短いところで使えばしっかり慎重に打てる。風の影響もない。

しかも転がっていればカップインの可能性もあるが、空を飛んでいては入らない。150ヤードでピンが20ヤード奥にあるとき、グリーン上の手前の方に落ちればほとんどどのアイアンで打ってもグリーンオーヴァーする心配はない。ただ150ヤードを3番アイアンで打つのは少し難しい。

150ヤードをフルショット7番で打つゴルファーならば4番でも打てる。番手が3番違うということはたった30ヤードの違いしかない。たとえグリーンオンしたと言ったって、いつも15ヤードくらいの誤差は経験しているはずだ。そう考えると、7番を5番に持ち替えても大した違いはないのだ。しかも長い方を使えば奥まで打つ必要がない。

つまり7番で150ヤード打つ必要があるピンに対して、4番ならば130ヤード打てばいいわけで、逆に飛距離は小さくていいのだ。そんなに軽くは打てないと思うことはない。別に軽く打たなくても、しゃかりきにさえ打たなければ4番でも130くらいしか飛ばない。どうしても飛んでしまうのなら5番を使えばいい。

つまりこの話はコロガシの延長にあるショットの話である。

コロガシの理論と全く同様にクラブを選択する。まず出来るだけロフトの少ないクラブを選ぶ。出来るだけ飛距離が少なくて済むクラブを選ぶ。ロフトが小さい方が当たりやすい。飛距離が少ない方が狙いやすい。そのために一番大事なのは何か。

それはグリーンの手前エッジからピンまでの距離である。それが全てだ。ピンが奥にあればあるだけショットはやさしくなる。沢山コロガしていいのならばそれだけロフトの小さいクラブで打てるからだ。まずはグリーンエッジまでの距離を調べ、そこからピンまで確実に転がるボールが出るクラブを選ぶ。

100ヤード以内をウェッジで自由自在に打つテクニックよりも、4番アイアンで130から170まで打ち分ける技術の方がはるかに身につけるのが簡単だし使い道も広い。もっとも安全で、もっとも効果があるショットは空を飛ぶことではなく地面を転がることである。うーん、わかるかなぁ。筆者

« 0205 スイング分析に悩んだとき | トップページ | 0207 スライスが打てなくなった日 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 0205 スイング分析に悩んだとき | トップページ | 0207 スライスが打てなくなった日 »