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ティーグラウンドでティーアップしたボールを打つとき、ヘッドを浮かせて構えるゴルファーがいる。それは非常に賢い方法である。と言うか、それ以外の方法で、アドレスからアドレスへ戻すスイングでボールに当たるはずはないのである。

ヘッドを地面に置いて構えてボールが打てるのはインチキなスイングをしているからだと「ドライヴァーとは何か」や「踏み出すシャンクとゴルフスイング」などに沢山書いてある。しかし誰も気にして読んではくれない。

当たるわけがないじゃないか。ティーアップしたボールは地面から数センチ上空の空間にある。そのボールの垂直射影が地面に投影されていて、まるでそこにボールがあるかのようにフェイスを合わせ、ヘッドを地面にソールした状態でアドレスした場合、無論そこにボールはない。


ボールを打つにはその数センチ真上のボールを打つことになるのだが、スイングは決して垂直移動はしない。アップライトスイングで打つほど誤差は小さくなるが、大抵の日本人ゴルファーはフラットスイングの要素を含んだスイングをしている。

アップライトとフラットの要素がどれくらいの程度でミックスされているか、それは統計を取りにくいのでわからないが、一般的な日本人ゴルファーのスイングは、一見して約70パーセントほどをフラットで、残りの30パーセントをアップライトで、というくらいの混合スイングをしている。

つまり誤差は70パーセント出ている。誤差はどこへ出るのか?地面に置いたクラブヘッドを持ち上げれば、ヘッドは持ち上がると共に前方へ突き出るようにスライドする。そう、それがシャンクになっても不思議ではない。 

だからティーショットの場合にヘッドを浮かせてフェイスをボールに合わせ、そこからバックスイングを始めるのは賢いと言うより、そうでなければならないただ唯一の方法と言わざるを得ない。

地面に置いた状態から打ち始める場合は、補正をしている特別なスイングに他ならない。言い方によれば、インチキなスイングと言っていい。それを熟練の技と言っても構わない。どう言おうと、率直なスイングではない。 筆者

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