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部屋の中でパットの練習をしていたが、何千回やっても入る。ミスヒットがないから真っ直ぐなラインでは必ず入る。しかしグリーンに真っ直ぐなラインはない。

それどころかたとえラインは真っ直ぐでも、ボールは均一な平面、たとえばガラスのような面の上に乗っているわけではないから、短いラインで軽く打たねばならないとき、出だしでボールのディンプルが芝目に引っかかってボールのコースが変わってしまうこともある。

そんなことを考えているとパットの練習が馬鹿馬鹿しくなって、ふとパターの代わりに4番アイアンでコロガシの練習を始めた。ボールはマットの上を転がってカップインしたが、何だか変だった。何度かやっているうちに、コロガシが下手になっていることに気付いた。

ボールが4番らしく上がらないのだ。7番を持ってきて打ってみるとそれは衝撃的だった。まるで3番のコロガシのようだったのだ。コロガシはだるま落としと同じで、慣れるほどにうまくなる。ボールが高く上がるようになる。

私は長い間オーストラリアの安いコースでゴルフをしていた。600円でラウンドが出来た。そういうコースは水はけとグリーン管理の関係でグリーンが相撲の土俵のように小さい砲台グリーンになっていることが多い。

パー3のホールを除いて、直接グリーンに打ったらボールはとまらないで後ろに落ちる。砲台の高さは後ろの方が高いからそうなったらトラブルになる。それで手前から転がすしかないのだ。コロガしてパーを拾う。それがゴルフだった。

だから自然にコロガシがうまくなった。コロガシがうまくなるというのはどういうことかというと、ボールがフェイス上を下から上へと滑っていって抜けていくようになることだ。つまりはだるま落とし。

ウェッジや9番ならば誰がやってもそういう感じは出せると思うが、3番アイアンでもそれと同じ感じが出せるようになったら、コロガシがうまくなったということだ。3番アイアンで1メートル飛ばして4メートルのところにボールがとめられる、それがコロガシの極意だ。

練習をしなければそういうことはできない。知らなかった。自分がそんな技術を持っていたことに気付かなかったし、しばらくゴルフをやらないでいるとそういう技術がなくなっていくことも知らなかった。

コロガシを知らないゴルファーは3番アイアンで幅1メートルの水たまりをクリアして打ったら、20メートル転がってしまう。それなら7番や8番を使えばいいと思うだろうが、番手が大きくなればなるだけブレードが地面に刺さってザックリやるリスクが増える。

可能な限り小さな番手を使って打つのがコロガシの鉄則だ。私はパター練習マットの上にボールを置いて、その先30センチのところにティシューの箱を横向きに立て、それを7番で打って箱をクリアし、カップにボールが入れられた。ウェッジなら縦にしても出来た。それが知らない間に出来なくなっていた。

コロガシは技術だったんだ。パターマットを持っているなら、パターの練習に飽きたら7番アイアンでコロガシの練習をするといい。ボールがフェイスの上を抜けていく感じが出るまで練習すれば、ボールはかなり高く上がっているはずだ。

7番で出来たら次は6番、5番とやっていく。4番や3番はとても難しいが、出来ないことはない。最近はロングアイアンを持たないゴルファーも多いから、そういう場合には3番ウッド(スプーン)で練習する。

3番ウッドを使うとビックリするほどボールが吹っ飛んでいくだろう。だからこれで1メートル空中を飛んで着地するように打てば、転がりは相当になる。グリーンの奥に立っているピンに対して、グリーン手前のエッジにボールがとまっていたら、ポンと1メートル打てばボールは15メートル以上転がってカップに入る、こともある。

これをウェッジか何かで20ヤード打とうとすれば、それは恐ろしく難しいショットになって、カップに近づく可能性はほとんどない。それよりスプーンで1メートル打ったときに何メートル転がるか、あらかじめ練習グリーンででも調べておく方が賢い。筆者

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