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0362   5番アイアン150ヤード、いいじゃないか
ドライヴァーとパターを除く12本で3番から14番(2番から13番)までの通し番号でクラブセットを考えると「度割」か「距離割」かという話になる。普通アイアンは3度刻みか4度刻みになっているが、オールハイブリッドになるとウッドも含めた全部を通し番号にするから当然刻みも滑らかにならねばならない。
4度の刻みだとスプーンの15度から59度のサンドまで作れる。サンドは47,51,55,59度と4本出来る。これはとても便利だが、その分レギュラーアイアンの刻みが大きいので8番9番の飛距離差が今よりも大きくなる。
かといって3度で作れば一番ロフトの大きなサンドが49度になって、これでは私でも100ヤード飛んでしまう。そこで今度は距離割りで考えるとスプーンの210からサンドの50まで14.5ヤード刻みになる。やはりこれも番手ごとの差が大き過ぎる。
アイアンとウッドを区別しないオールハイブリッドでは番手も6番と言ってアイアンでもウッドでもないわけだ。ところがロフトから重さバランス全てを同じにしてもウッドの方が飛ぶので話がややこしい。
私の場合はアイアンのスイングとウッドのスイングが違う。だから飛距離が違うとも言えるが、そう簡単な話ではない。ゴルファーは5番アイアンと5番ウッドを持っているだろうが、全く同じ重さとバランスとシャフトの長さとロフトとライ角の5番アイアンとウッドは持っていない。
だから知らないのだが、作ってみればウッドの方が飛ぶ。なぜかというと、パワーギリギリでボールを打つとき、ウッドの方がアイアンより打ちやすく、ミスが少ない。それはヘッドの形状が原因している。その話はすでに沢山書いた。
打ちやすい方が思い切り打てる。打ちにくい方はミスしないように注意しながら打つことになって飛距離が落ちる。パワーに余裕があるゴルファーは気付かないで同じように打っても同じように打てるが、注意しない普通のゴルファーはロングアイアンでミスを続ける。
全ての道はトルクに通ずる。ヘアーブラシの柄は丸く作らない。野球のバットの先におもりを付ける場合、先端の軸上に付ければただ重くなるだけで済むが、筒の腹に付けるととても振りにくくなる。プロペラやスクリューの羽根が一枚になったらどうにもならない。
(ちなみに夏が近くなって扇風機を出してきた。古い扇風機で、4枚あった羽根が今は2枚しかない。折れた羽根の方向が幸いして2枚の羽は対向しているのでまだ使える。90度で2枚なら駄目だった。実にラッキーだと思っている)
と言うわけで、アイアンとウッドを同じスイングで済ませるには余裕のパワーが必要で、パワーがなければ注意しながら打たねばならない。注意しなければ永遠にミスが出続ける。私はそれがいやでアイアンとウッドに全く違うスイングを使っている。
私のアイアンスイングは注意しているから飛ばないのではなく、不注意に打ってもアイアン独特の難しさに影響されないスイングで、だから目一杯打てるが、もともと飛ばないスイングなのだ。結果は同じだがコンセプトは全く違う。
ティーショットを私よりも50ヤード先に飛ばすゴルファーの悩みは短いセカンドがコントロールショットになることだ。これがなかなか難しいらしくウェッジで打ってもピンには絡まず、10ヤード近く残る。へたくそと言ってはいけない。
(飛ばないゴルファーは番手ごとの飛距離の差が小さい。気付かなかっただろうが、それはかなり有利な話だったのだ。)
ボールのライが少しでも左下がりだとロフトは殺されてウェッジが9番になるし、その逆もある。短いクラブほど微妙なのだ。しかも飛距離のある人は番手ひとつの差が15ヤード以上になる。それは大問題だ。
私は番手の差が10ヤードだから、常にフルショットでも間に合う。うまい具合の距離が残っていれば簡単にピンに絡むのだ。ところが飛ぶ人はそうはいかない。いつでもコントロールショットになる。
10ヤード刻みのクラブを持っている人と、15ヤード刻みのクラブを持っている人とどちらが有利か、それは歴然としている。飛ばない方が有利というのはどう考えてもおかしいと、それならどこにカラクリがあるのか。
実際私は50ヤード先まで飛んでいるゴルファーより有利にプレーした。私が6番でフルショットすれば150ヤード飛ぶ。コントロールショットは難しくてできないが、飛距離はプラマイ5ヤードで、ちょうど150ヤード残っていればピンに絡む。
相手はサンドウェッジで打ったらショートするかも知れず、かといってウェッジだとかなりコントロールしなければならないという状況が続く。コントロールショットほどボールのライが大きく影響するのも不利だ。
飛距離の出るゴルファーが、バックティーからプレーした方がいいスコアになるコースがある。長い間それに気付かなかったと言っていた。それはティーショットの落ち場所がセカンドに不向きだったりハザードがあったりするからだが、気が付くのは容易でない。何しろゴルファーというのは飛ばすことが有利だと信じているから。
飛ばない方が有利という話のカラクリはコースの全長と、クラブのセッティングにある。6番が折れてからしばらく考えた。


コースによって最適なセッティングが変わる。それは当たり前だが、プロはわざわざトーナメントごとに違うセットを持ち込むだろうか。ウェッジやドライヴァーを代えたりする程度で、セットごと代えるはずはない。
アマチュアはその点気楽に自由だ。マイコースがあればそのコースにピッタリのセッティングがある。メーカーが売るアイアンセットは上級者用と初心者用でロフトの変化が違う。さらに番手のロフトも違う。上級者用の8番と初心者用の9番が同じロフトになっている。
(これは打ち込む角度の関係と、何番で何ヤード飛ぶ、というへたくその見栄のためにそうなっている。)
3番から6番あたりまでは3度刻みで作るようだが、ショートアイアンになると4度刻みにする。高く上がれば距離の変化は小さくなるのでその分ロフトの差を広げている。本数に制限がなければやりたくはないのだ。
ショートアイアンの刻みが小さければ番手ごとに7ヤード距離の変わるセッティングも作れる。アマチュアは長い距離をさほど正確に打ち分けられないからそのあたりは一本で済ませて、その分短い方を小さな刻みにする余裕がある。
ウェッジのコントロールに苦労していた飛ばし屋は、短いパー5のセカンドに5番アイアンを使っていたが、パー4はほとんどウェッジと9番だから、3度刻みのウェッジを5本作ってプレーすると嘘のように楽なはずだ。
飛ばないゴルファーは自然に番手ごとの刻みが小さくなるのでとても有利になっていることに気付かない。私は飛ばし屋とプレーして初めて気付きました。
折れた6番をきっかけに、その6番アイアンにソールを付けてウッドに仕立ててみようかと、そう思っている今日この頃。それにしてもテニスコートが被災してクローズのまま。レッスンは夏までほとんど出来ない。今年の夏はゴルフが出来るだろうか、うーん。筆者

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