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私は一本一本のクラブを一番打ちやすい位置にセットしてきた。もう20年もそうやってクラブを調整してきたが、それぞれのクラブが同じバランスになったことは一度もないし、かと言ってそれぞれのクラブが秩序を感じさせないバランス関係になったこともない。

私が全く個別に、それぞれが一番打ちやすいように調整してきたクラブのバランスは明らかな傾向を示し続けた。今夜もまた、最近作った簡易型のバランス計に刻んでみた各クラブのバランスを示す印の位置は、右から左へ滑らかに並んだ。

番手が大きくなるごとに、少しずつ目印の位置がズレる。その間隔は必ずしも同じではないが、明らかに流れを持っている。私の場合、バランスは番手が大きくなるごとに大きくなる。昔から変わらない傾向だ。

バランス計の設計を変えれば、私のクラブが全て全く同じバランスを示すようなバランス計は簡単に作れる。流れが同じだからだ。私はごく平均的な日本人体型だから、逆から考えれば、もしも私の感覚が自然ならば、バランス計は間違っている。

今あるバランス計は、私の理想のバランスを示さない。平均的日本人が、このバランス計で測ったバランスに統一された、たとえばD-1とかC-9というバランスのアイアンセットを買えば、うまく打てるはずがない。

今あるバランス計を使うならば、3番アイアンからウェッジまで、滑らかにそのバランスが重くなっていくようなクラブを作らなければ、平均的日本人ゴルファーにとって最適なアイアンセットにはならないはずだ。

微妙な個人差はあるにせよ、たとえば4番アイアンがC-9ならば、9番アイアンは少なくともD-2程度にしないと同じ振り味にはならない。バランス計そのものの物理学を、日本人ゴルファーのために研究するメーカーが出てくることを切に望む。そうでなくては日本人ゴルファーが困る。 筆者

同じバランスのクラブを使うことはたぶん正しい。しかしバランス計の作り方次第で、セッティング次第で、どんなバランス計も作れてしまう。私が日本人の典型だとすれば、私に合ったバランス計は今あるバランス計ではない。

もういい加減にアメリカやイギリスの支配下から脱却してもいい頃ではないかと。何しろまだまだ体格やパワーが違うのだから。

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