« 0317 トルクバランスを定義する(上弦の月は西に傾いている) | トップページ | 0319 アイアンとウッド、照準器の違いに違いに気付いていますか? »

力と言えば腹筋や背筋、足腰や腕力といった能動的なものを想像するが、そればかりではない。金槌の代わりにビール瓶でくぎを打つしかない場合を想像してみたまえ。その場合くぎが打てるかどうか、それは腕力よりもガラスの耐衝撃力に依存する。ゴルフスイングも同じで、案外もろいものだ。

ショットの調子が悪いのは仕事の疲れのせいではない。どうもアドレスが決まらない、ショットのイメージが出ないという日があるが、それは体の疲れと無関係に起こる。プロのゴルフはスポーツだから体の調子は大問題だが、素人はそうではない。

ビール瓶を叩きつけて割るくらいの力は疲れていてもある。しかしビール瓶にすでにヒビがあって弱くなっていたら、くぎを打ち切れず瓶は割れる。瓶とは左手首のことである。ゴルファーは誰でも知らず知らずに左手首の力ぎりぎりのスイングを作る。たとえ手首を柔軟に使うスイングでも事情は全く変わらない。

だからスイングのイメージが出ない日やショットの調子の悪い日は普段よりも軽いヘッドのクラブでゴルフをすれば相対的に手首の力を見かけ上大きく出来る。ゴルフ場でクラブを短く持つ効果がそこにある。ヘッドの重さを自分のスイングに合わせることが重要なのは当然の話だ。

アイアンのヘッドが350グラムでウッドは200グラムだとすれば、シャフトの重さはほぼ同じだからウッドとアイアンは全く性質の異なるクラブである。その差を吸収して同じスイングで統一するのに必要な左手首の力は計算出来ている。

アイアンとウッドを同じスイングイメージでこなすには出来るだけ軽いアイアンヘッドと、出来るだけ重いウッドヘッドを使うといいだろう。スイングを規制しているのは腕力や体力ではなく、左手首の耐衝撃力である。私たちゴルファーは知らずにその左手首の耐衝撃力の限界で自分のゴルフスイングを作っている。

ゴルファーにとって左手首はガラス細工のスイングの命である。出来るならばそれを鍛えることを考えよう。地味だがそれがあなたのゴルフを進化させる。筆者

« 0317 トルクバランスを定義する(上弦の月は西に傾いている) | トップページ | 0319 アイアンとウッド、照準器の違いに違いに気付いていますか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 0317 トルクバランスを定義する(上弦の月は西に傾いている) | トップページ | 0319 アイアンとウッド、照準器の違いに違いに気付いていますか? »