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ブリキのおもちゃは大抵ゼンマイを巻いて動かした。ゼンマイの力でタイヤを回し前進する。パットするとボールは転がる。なぜだろう。スキーは滑るもので、下手くそは転がることもあるが上手は転がらないで滑るだけだ。

グリーン上を転がるボールは転がっていて滑っていない。ボールにはゼンマイは仕掛けられていないから転がる力はない。パターで打たれたボールは本来滑るはずで、転がることはない。芝生の摩擦がボールを回転させているのだ。前に進む力を与えられたボールは芝生の力で無理矢理回転させられている。

もしもボールを打つ代わりにゼンマイで動かしたらどうだろうかと、妙なことを考え始めた。氷の上でパットをするとボールは滑るだろう。しかし氷も摩擦ゼロではないのでいつかボールは転がり始める。

転がるというのは芝生の力に負けるということだ。芝目や傾斜に負けて私のボールだけカップからそれる。最後の最後にキュッと。他の人のは真っ直ぐ入るのに。

私がパットしたボールには磁力が生まれ、それがなぜかカップの磁極と一致する。だからおもしろいように入らないのだそうで、実におもしろくない話だ。そこで芝生に負けないためにはボール自体に転がる力を持たせるしかない。芝目も傾斜も無視して真っ直ぐ転がるような。

パターを氷の上で打ってみるわけにはいかないが、テフロン加工の細長い板は作れる。パターを売る店は必ずこの板を置くべきだ。お客様がボールを打つと、始めからボールが転がりだす人もあれば、転がらずに滑り出す人もいるはずだ。バックスピンは芝生の力と戦ってしばらくボールを滑らせているだろうが、そのうちにやっぱり負けて転がり始める。

ボールがゼンマイ仕掛けのように回転する力を持っていると当然始めから転がるが、それは芝に負けるからではない。それどころか車が馬力でスピンするかのように、芝生を焦がして前進する。なかなかいいイメージだ。

テフロンの板の上でパットしたときに、始めから転がるボールを打つ人の方がパットはうまいのか、それともしばらくバックスピンで滑る方がいいのか、それはかなり微妙な話だが、芝の影響ということに関してはボールに自分から順回転する力がある方がいいのは明らかで、それで私は今パッティングで最強のトップスピンを掛ける技術を開発している。
失敗したが、まだ望みは捨てていない。

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