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ドライヴィングアイアンとドライヴァーのライ角はたぶん同じだ。3番アイアンのライ角が60度で、ドライヴァーが約59度だから、当然そうなる。しかしシャフトの長さはドライヴァーに45インチを使うゴルファーでさえ、ロングアイアンの38インチと比べれば、7インチ、18センチも違う。私のドライヴァーは48インチなので、25センチも違う。

私のバッフィーはライ角51度、長さ44インチで、身長が日本人の平均に近い約169センチだから、打ち方にもよるが、平均的日本人が使うドライヴァーのライ角は少なくとも51度以上であるはずだが、実際は59度以上ある。このブブックが戦いを挑んで何年か経つが、以前は60度を超えていた。

サイン51度は0.777になる。これに44インチを掛けると34.2インチ。メートル法では87センチだが、これは地面からグリップまでの高さを表している。さて、そこからが実におもしろい。
私の体に最高にフィットして、伝家の宝刀と信じられるこのバッフィーを、ライ角51度のまま48インチのドライヴァーにすると、関数電卓の表示が94.7センチと出る。つまり、簡単に言えば、私の身長が8センチ高くなって177センチになると、素晴らしいドライヴァーになるはずだ。
しかし、身長はもう伸びない。逆算して私の169センチに最適なライ角は計算できるが、それより興味深いのは、全てのクラブを、バッフィーのライ角とシャフトの長さのバランスを保って設計したら、ウェッジを含めた全てのアイアンのライ角がどうなるかということだ。
45インチシャフトで59度のドライヴァーはアホらしくて話にはならない。身長が190センチなければ体にフィットしないのは明らかだ。百歩譲って182センチ。アメリカ人の平均身長はメキシコなどからの有色人種の移民が多くて統計が取りにくいが、白人に限ればかなり背は高い。
シェンクという名前で気が付く読者もいると思うが、自転車とスピードスケートで目立つ大柄な選手達はオランダに多い。ドイツもオランダも、平均身長は182センチくらいある。平均でそれだけの数値が出る。たぶんアメリカもプロゴルファーに限れば白人が多いからその程度だろう。
つまり、日本のメーカーのドライヴァーは白人仕様で作られている。何度も言い続けていることだ。私はこのタイトルで、日本人の、日本人による、日本人のためのゴルフクラブがどういうライ角で、どういう長さであるべきか、それを考えて欲しかった。
私は自分のバッフィーを元に、自分のための全てのクラブの仕様がわかるが、それが日本人の平均とは限らない。多くのゴルファーが、自分が一番使いやすい、ミスが出なくて、なぜだかいつもナイスショットになるクラブを基準に、今書いた手順で自分のクラブの仕様を明らかにすれば、多くの資料が作られる。
それを元にして、夢のクラブを、日本のメイジャーなゴルフメーカーに頼らず、小さな工房でも何でも、作り始めて、それを買う賢いゴルファーが出てきて、その先に日本人のマスターズチャンピオンが生まれる。うーん、我ながらいい話だった。

「熟読版ゴルファーに愛を!」の、記念すべき最初のタイトルとしては如何にもそれらしい。これからも「ゴルファーに愛を!」をよろしく。筆者
日本のゴルファーは50年遅れている。その50年の遅れは、日本のクラブ屋が遅れさせているのだ。わけがわからない悩みを日本人ゴルファーに与える代わりに、世界の市場で有利に立ち回ってきた日本のゴルフメーカー。

何だか日本の政治を見るような、情けない感じがする。愛国者になれとは言わないが、もっと誠実に振る舞って利益を上げることを考えなければ、そういうメーカーはいずれ破綻する。

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