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0342 最新型スワンネック(イージー・スワン)の作り方
セントアンズの審査をパスするために新しいスワンネックを制作しています。直径13ミリの丸棒を25ミリの長さに切り、一端を数ミリの深さで直径9ミリに削ってもらいました。この一見分銅のような鉄のかたまりを逆さにして13ミリ重ねて段違いに溶接します。これでクランク風の物体が出来上がります。

出来るだけ差込み穴が深いアイアンを用意し、ネックを切るときに差込み穴が数ミリヘッド側に残るように切ります。私は30年以上前に使っていたベン・ホーガンを使いましたが、これは差込穴が浅かったのでダンロップのDP-801というアイアンのネックを切って使いました。ベン・ホーガンはスワンネックの思想の元祖ですからうってつけです。

クランク状の部品はヘッドとネックの穴にそれぞれ差し込み溶接します。このときクランクは360度回せるのですが、ご存じのようにルールによって一つだけ制限を受けます。普通シャフトの延長線はアイアンヘッドのかかとに来ますが、この場合はシャフトの直径が9ミリなら、シャフトの軸はかかとから4.5ミリ内側に入っているということになります。これが15.8ミリ以上入ってはいけないとルールは規定しています。

ネックもクランクもその径は13ミリですから、たとえばクランクのシャフト側のパイプが45度、1時半の位置では20ミリになってルールをクリアできません。少なくとも1時50分以降でなければなりません。このときのリヴァースグース度は約19ミリで、つまりフェイスはシャフトから19ミリ前に飛び出しています。今時のウッドのブレードは昔ほどリヴァースグースではなくなっていますが、それでも10数ミリは出っ張っています。

この新しいスワンネックはシャフトも部品も用意できましたがまだ溶接待ちです。今回のモデルはリヴァースグースの意味を確かめる目的もあってほとんど限界のリヴァースグース度です。プロが一番快適なのはリヴァースグース度4ミリから6ミリ程度だろうと思われます。次回はそれを作る予定です。

溶接が終わったらいよいよ審査をパスするためにクランクを上手に削らねばなりません。クランクが一本のスワンネックに見えるよう、円筒形にします。これは私の仕事です。出来上がった後の心配は重さです。クランク分重くなるのでバランスがDの範囲に収まるかどうかギリギリだと思います。筆者

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