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40年近くスイングを教えているのに、なぜ人のするスイングには必ず気分と実際の間に時間差が生まれるのか、それがわからない。機械でも始動時には大きな負荷が発生するので微妙な立ち上がりの遅れは出るが、それは計算することができる。

従って問題は解消される。これは全部人が考え計算する。同様に人がやるスイングなのだから本人がその誤差を計算しアジャストできないのが不思議だ。

重傷の場合は理由がはっきりしていて、引っ張ることしか出来ないからだ。「汽車ぽっぽの煙」は後ろにたなびいていく。汽車が止まらない限りずっと。ラケットもゴルフクラブもたなびいているだけでは振り遅れになり、スライスになる。

回転するドラム缶の外にクラブやラケットを紐でぶら下げてドラム缶を回転させると、ラケットもクラブもドラム缶の回転に引っ張られドラム缶に巻き付いた状態になる。ドラム缶に張り付いている状態ではボールは打てない。

なぜ、どうやればハンマー投げの球のように選手の体から離れてブンブン回るのだろうか。回転するドラム缶に取り付けたラケットもクラブもそうなったときに初めてボールを打つことが出来る。しかし私たちには引っ張ることしかできない。

汽車が走っているときに「汽車ぽっぽの煙」を天高く真っ直ぐに立ち登らせる方法を探すようなものだ。しかしハンマー投げの選手はそれをやっている。

ずっと昔「背面飛び」というタイトルを書いた頃も、その画期的な飛び方に感動した。それまでの飛ぶシステム、仕掛けとどこが同じでどこが違うかわからないが、画期的だ。背面飛びは今までのやり方から何かを省略している。

その代わりに一つ新しい技術を、パワーの出し方を付け加えた。スイングの時間差、位相差を省略する画期的な方法があるのではないかと、その頃から考えているが「汽車ぽっぽの煙」はたなびいたままだ。

長いビニールホースをラケット代わりにしてサーヴのスイングをする。ホースが真っ直ぐに天に向かって伸びる。下手な人はホースが体に巻き付くだけだ。背面飛び方式のゴルフスイングは振り向かない。

振り向きざまに飛ぶのは旧来の飛び方である。しかし実際は振り向かないとボールが打てない。それでも振り向かないで打つ気分が大事だ。

体重を右足一本に掛け、バックスイングで背中を目標に向ければもう勝ったも同然。もしも背中に目があれば、そのときグリーンの旗が見える。後はクラブを引っ張るだけだ。振り向きざまに打つのは事実だが、わざとやってはいけない。

ただひたすら引っ張るうちに、体は反転している。そしてそこにインパクトがある。背面飛びはクローズドスタンスと同じ効果を持っている。位相が進んだヘッドはボールにスライスを掛けられない。ドローするだけだ。

振り向きざまに打とうとしてはいけない。背中を目標に向けたまま打とうとする。それでも体は反転する。ここの微妙な感じが背面飛びの足のタイミングに似ている。ドラム缶の内側にぐるっと線路を引いて、そこで汽車を走らせたらポッポの煙はどうなるだろうか。うーん。
筆者

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