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0388 「カチッ」と「ペチッ」と

ここ一週間、クレンザー痕はアイアンフェイスの最先端に現れている。シャンク予防シューズの研究でつま先上がりのライを作って素振りをしていた後遺症だろう。これではとてもゴルフ場へ行けない。

もっとも、右手の甲の腫れはやや大きくなって、自然に治癒する気配はまだない。押せば痛むが、触らなければときどき鈍痛が出る程度だ。アドヴァンスパターの試験もしたいが、この手で18ホールもつかどうかわからない。

ボールがアイアンフェイスの先端に当たる言わば逆シャンクはほとんど経験がないし、これほど続くことは今までなかった。これで本当にボールを打つと、シャンクと同じように右前方に低い弾道でボールが飛び出す。素人はシャンクと間違えるだろう。

シャンクは「カチッ」という音がするが、トウの先端に当たった場合「ペチッ」という音になる。当たった感触ではわからないが、私は音でわかる。フェイスの先端とネック、そのどちらにも当たるというのは実に悲劇的な話だが、どちらに当たったかがわからないと地獄だ。

手に伝わる感触がビリビリビーンという振動を伴うこともある。それなら先端に当たったとすぐわかるのだが、常にそういう感触があるわけではないので、やはり音が決め手になる。

これを書きながら、こんな妙な話ばかりを書き続ける書物は「ゴルファーに愛を!」だけだろうと思った。それを読む読者もまた、相当変わっている、とも思った。 筆者


後日談

手の平の腫れは相変わらずだが、慣れてきたのか触らなければ痛みもほとんどなく、成長もとまったようだ。しかし小さくはならない。自然治癒するかどうかわからないが、取りあえずクラブは振れると思ったのでゴルフ場へ行った。

「ペチッ」とはならなかったが、急性トップ症候群になっていた。これは理にかなっている。シャンクの反対がトップで、ダフリの反対がトウヒットだから、シャンク予防の研究でトップになるのは当たり前だった。

素人はシャンクを防ぐためにトウ側で打とうとする。一見当然のように見えるが、本質的ではない。自分の理論が証明できたのはいいが、ゴルフがむちゃくちゃになった。ティーショットが低い。

出だしのパー5で、低いティーショットを打ったのでおかしいと思ったが、まだ気付かない。第二打はバッフィーでナイスショット。残りの40ヤードをウェッジを短く持って打ったらトップした。まだ気付かなかった。

トップ症候群に気付いたのはずっと先のことだ。ティーアップを高くして、普段なら天ぷらするような高さで打っても弾道はあまり高くならない。問題はコロガシだった。7番アイアンでグリーン面まで4メートル打つと、グリーン上を約9メートル転がる、はずだ。

ところが、予定通りのポイントへ正確に打っているのに、ボールはカップをはるかにオーヴァーした。まだ気付かない。気付いたのは最終ホールのグリーン上だった。4番アイアンで3メートル転がしたのが、20メートル転がってグリーンの外へ出てしまった。

ハッとして気付いた。コロガシまでトップ気味になっていたのだ。コロガシの話に書いてある通り、転がし方で飛ばしとランの比率は変わる。私が8番で転がすと飛ばしとランの比率はほぼ1対1.5になる。

しかし素人がやると1対3以上になる。慣れてくるほどスピンがかかり、ボールはロフト通りに上がるので比率は小さくなる。素人が4番を持って3メートル飛ばせば、そりゃ確かに10メートルでは収まらない。

コロガシが異常なのに気付いたのはもっと前だが、トップ気味だとは考えもしなかった。ライが荒れているのだろうと思っていた。伝家の宝刀が無惨な状態になってゴルフは話にならなかったが、初めての経験だった。幸いギリギリ90は打たなかった。

「シャンク予防シューズ」は予想をはるかに超える効果が見込めるかも知れない。何しろちょっと研究しただけでこれだけスイングに影響してしまうのだから。私はシャンクを楽しむレヴェルだが、本当にシャンクに困り果てている知り合いを見かねて考えたシューズは、本当に作ってみる価値があるだろうと、そう思った。

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