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余り一般的ではない話である。普通ゴルフクラブのグリップを外すのは古くなってへこみなどが出来てしまったグリップを交換するためである。従って付いている古いグリップは切って外すものである。
メーカー製のクラブのグリップ交換についても、同じグリップをメーカーから取り寄せて交換するだろうから、やはり古いグリップは切り取ってしまう。だからグリップ交換の際に元のグリップを傷つけないで外し、再び取り付けるというようなことは考えにくい。
しかし私のように貧しいと、シャフトの硬さをいろいろと変えて何が起こるか調べたいとか、古いクラブセットをゴミから拾い出して使える部品を取り外したいという場合、シャフトもグリップも傷を付けずに外さねばならない。
シャフトは少し短くはなるが、切ってしまってもさほど困らないが、グリップを再利用出来るようにきれいに外すのはなかなか難しい。私もかなりいろいろとやってみたが、うまい方法は見つけられなかった。
ところが最近ようやく安定的に簡単に外す方法を見つけたので書いておく。普通にゴルファーには意味はないが、プロのクラブ屋さん達には価値があるかも知れない。プロがシャフトの交換時に、元のグリップと同じものを取り付けてくれと言われた場合、メーカーにはすでに在庫がないとき、どうするか知らないが、当然今まで付いていたものを外して取り付けるしかだろう。
私はいろいろな部品を山のように持っているのだが、その中に幅が2.5ミリ、厚みが1ミリのステンレスの棒があった。長さを40センチに切り、3本用意する。棒の一端を丸く折り曲げ、ハサミの、指を入れるところのような形に整形してある。
この3本の棒を等間隔にグリップに差し込む。グリップはしっかりシャフトに張り付いているので、せいぜい5センチくらいしか入っていかないだろう。そこへグリップを取り付けるときに使う溶剤入りのスプレーを流し込むのだが、ステンレスの棒を動かしてグリップとシャフトの間に隙間を作る。
隙間が出来たところに溶剤をスプレーする。それからステンの棒を再び奥へ押し込むと、グッと入っていく。これを何度か繰り返す。そして次にグリップを雑巾をしぼるようにしぼってみると、上の方はすでに外れていく。
あらかじめグリップの一番奥まで棒を入れるとどこまで入るか棒に印を付けておくといい。そこまで入ったら、またグリップをしぼる。普通はそれでスルッと抜ける。ただし、グリップの底にはメーカーのまじめさが反映している。
シャフトのグリップエンドにはシャフトの切り口がある。グリップを差すとき、両面テイプを巻くのだが、グリップエンドの穴の中までテイプを入れるのが正道で、なぜかというと、そうすればシャフトのエッジにテイプが張り付くからだ。
そうするとグリップを差したときに、グリップ内側の底がエッジに当たるが、そこに両面テイプが張られていると、ラバーグリップの底とシャフトのエッジがしっかりと接着される。
ミズノのようなまじめなメーカーのクラブは底まで両面テイプがしっかり張ってあるので、グリップを抜くときに溶剤を底までしっかりと充填させておかないと外れない。また最近のグリップは軽量化のために非常に薄くなっているので、ステンレスの棒がグリップ面を破って外へ出てしまうことがあるので無理をしないことが大事だ。
この方法で私が使っているステンレスの棒が一番いいとは思わない。丸い棒でも可能だが、今書いたように、極限まで薄く作られている最近のラバーグリップでは円い棒は危ないかも知れない。筆者

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