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私はロングアイアンよりバッフィーやクリークの方が好きだが、ロングアイアンも使える。アイアンの方がうまいくらいだ。それは特別な「技術」ではなく、ロングアイアンを苦手にする普通のゴルファーが気付かない、言わば「思想」があるからだ。

私は3番アイアンのショットが7番アイアンのように勢いよく飛ばないことを気にしない。ロフトが立ってくればボールは上がらなくなるし、勢いもないように見える。しかし飛距離が7番より出ればそれは確かに6番で、6番より出れば5番で、5番より出れば4番だということだ。

必要なら2番も、1番だって使う。ただ打つだけで、自動的に決まった飛距離が出るほど便利な話はない。飛距離が同じになるところまで、アイアンは1番だろうとマイナス2番だろうとどこまであっても困らない。

キャリーは7番から先それほど変わらなくなってくる。3番と4番などは、キャリーは4番の方が出ていると思うが、池越えでもない限り、行ってみれば3番の方が先にとまっているのだから3番は4番より飛ぶ。

池越えに170ヤード必要だとして、4番なら越えるが3番では越えないかも知れない。しかし池のない残り180ヤードを4番で打ったら届かないが、3番ならクリークよりも安全に届く。

普通のゴルファーは3番の低い弾道が途中から7番のような勢いで舞い上がらないといけないと信じている。そりゃ無限のパワーがあればそうなるのだ。ウェッジで200ヤード打つゴルファーがいるが、彼が3番アイアンを持てばボールは7番のように飛んで270ヤード先まで届く。

ロフトが立ってきて、3番より2番の方の飛距離が落ちるという逆転現象が起こるまではアイアンがアイアンとして生きている。逆転したところが限界になるのだ。ところが普通のゴルファーはロフトが立ってくるほど自動的に力を入れて打とうとする。

だからうまく当たらなくなって、自然現象としての限界を調べようがない。クラブの番手は飛距離を自動的に変えられるように、そのために作られている。それなのにスイングする方が自動的にスイングを変えたのでは何にもならない。

高速道路には目に見えないくらいの長い上り坂があって、そこでトラックの速度が落ち、渋滞を招く。「上り坂、速度低下注意」という看板がある。トラックがオートマチック車なら、すぐに自動的にギアダウンして加速するはずだが、トラックにオートマチックは似合わない。

ゴルファーはなぜかオートマチックである。アイアンもある意味でオートマチックである。番手を選べばいいだけの、オートマチック。番手を選ぶ操作をマニュアルと考えると、その先はエンジンの回転数の限界までそのギアで行ける。

オートマチック車は速度が増してエンジンの限界まで来たらギアが1段上がる。ゴルファーも番手を変える。番手を変えても飛距離が伸びないと思ったとき、ゴルファーは何をするか。エンジンの回転数の限界を超えて、エンジンがブローする。ミスヒットだ。

私は飛ばないゴルファーだが、7番アイアンと2番アイアンを同じに振る。そして2番は7番より飛ぶ。3番よりも飛ぶ。それだけの話だ。 筆者

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