« 0563 スプーンの苦手なゴルファーを想う | トップページ | 0565 真っ直ぐ打つのは4倍難しい?その2 »

0564 真っ直ぐ打つのは4倍難しい?(スライスとホックを打ちわけるクラブ)
真っ直ぐ打てればいいが、これが非常に難しい。誤差20パーセントで真っ直ぐ狙えば、200メートル先では最悪40メートル右か左へよれることになって、フェアウェイの幅が80メートルあっても左右の池や林、あるいはバンカーに捕まる可能性はゼロにならない。
残り130メートルで誤差10パーだとして、左右に13メートルの誤差が出るから、グリーンの横幅26メートルなら必ずグリーンに乗るが、ピンを狙うとグリーン横のバンカーに入る。ピンがセンターにあることは滅多にないから。
右に池があるホールで池に入れないように打つとき、私はドローはしても絶対スライスが出ないクラブで池すれすれに打つ。左に池があればスライスかプッシュアウトはしても絶対ドローしないクラブでやはり池ギリギリを狙って打つ。
この方法の利点は心理的な作用がないことだろう。スイングでドローやスライスを打ちわけるのは練習なら簡単だが実戦では簡単でない。したがって普通のゴルファーは真っ直ぐ打つ練習をしておいて真っ直ぐ打ち、そのショットの誤差が小さいことを祈る。
しかし祈るとしてもただ祈るだけならいいが、やはり気分が働いて右を嫌ったり左を嫌うことでスイングが微妙に変わり、失敗する。真っ直ぐというのは本当に難しい技術で、普通には不可能なことだから、そのたびに祈るしかなくなる。
私にとって6番アイアンと7番アイアンのどちらを使うかを決めるのは距離ではない。右にハザードがあれば右に出ないクラブを使い、左に出したくなければ左へ行かないクラブを使う。
私のクラブは一時そういう風に作られていた。番手一つずつ右用左用と交互になっていた。今では修行を積んだので右に打ちたくないと思えば右へ行かないし、左はイヤだと思えばボールは勝手に右へ飛ぶ。スイングを工作しているのではない。
嘘ではないが、そういう傾向になりやすい方法を使っている。スイングは全く変えていない。ただ思うだけで済ませている。
真っ直ぐ飛ばすというのは右へ飛ばさず、かつ左へも飛ばさないという、一石二鳥の逆のような、しかしこれもまたかなりまれな現象を起こそうとすることだ。だから難しい。倍難しいのではない。自然現象はべき乗に比例するから、たぶん4倍は難しい。
何の4倍かというと、右へ出ない、または左に出ない、ようにするだけの技術に比べて4倍難しいということだ。ゴルフを出来るだけ簡単に、少ない練習量と豊富な思考力で楽しむには、わざわざ4倍も難しいことに挑戦する必要はない。 筆者

« 0563 スプーンの苦手なゴルファーを想う | トップページ | 0565 真っ直ぐ打つのは4倍難しい?その2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 0563 スプーンの苦手なゴルファーを想う | トップページ | 0565 真っ直ぐ打つのは4倍難しい?その2 »