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0386 飛ばないゴルファーの有利
ボールが傷まないから、というような冗談ではない。
圧倒的飛距離と、その飛距離からはちょっと想像できないくらいの正確さを兼ね備えているゴルファーがいる。その上パットが大好きと来ているからどうにもならないのだが、不思議なことがひとつだけあった。
90ヤードから120ヤード前後のショットは私の方がピンに寄る。私がうまいからではない。お気づきだろうか。ドライヴァーが180ヤードのゴルファーと360ヤード飛ばすプロでは距離が倍違う。つまりアイアンの飛距離も倍違うとすれば何が起こるか。
そう、クラブの本数は限られている。番手ひとつの差が10ヤードの人もいれば20ヤードの人もいる。一般的にアイアンのロフトは長い方が番手ごとに3度差になっていて、短いクラブになると4度差に作る。
4度差で10ヤード飛距離が変わるゴルファーならばいいが、20ヤード変わるような飛ばし屋はいちいち大変なのだ。私は飛ばないゴルファーだが、短いアイアンのロフトの差が3度未満のクラブを使っている。だからフルショットしても番手ごとの距離の差が小さい。
なぜそういうセッティングになったかというと、それは実に悲しい話でもある。160ヤード以上はアイアンで打たない。打てないわけではないが、打ちにくいしミスも出やすい。フェアウェイウッドなら軽く打っても距離は間に合うし高いボールも打てる。
わざわざアイアンを振る必要がないので、アイアンが余る。ドライヴァーとフェアウェイウッド2本、それにパターで合計4本になるから残りは10本だ。150ヤードから10ヤード刻みで10本のアイアンを作っても60ヤード用まで用意出来る。
これに反して飛ばし屋のクラブは150を8番で打ち、60ヤードをサンドウェッジで打つから8,9,P、PS、Sとなって5本でまかなうしかない。ドリルの刃を、1ミリから10ミリまで1ミリ刻みに持っている人と、1,3,5,7,9ミリの刃しか持っていない人とでは仕事の手間も仕上がりにも雲泥の差がある。
クラブに本数制限がある限り、飛ばし屋の不利はなくならない。セッティングを変えてもいいのだが、4度刻みを2度刻みにすれば結局本数の制限に引っかかり、長い距離をまとめて面倒見る方法を考えねばならない。
飛ばないゴルファーは自動的に刻みの小さなショートアイアンを持っているわけで、これは逆立ちしてもロングヒッターにはマネできない芸当なのだ。その代わりに長い距離を数本のフェアウェイウッドで間に合わせる必要がある。
ロングヒッターに助言するとすれば、9番とウェッジを3本ずつ用意し、2度刻みのクラブを作ることだ。その代わりにどこかを減らすのだが、それはコースの長さに依るだろう。 
飛ばないことはいいことでもあるのだと、知らなかったでしょ、筆者

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