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以前は土日に男子プロのトーナメントが放映されて、女子プロは全くないか、日曜だけだった。それがこの頃は土日に女子プロのトーナメントがあっても男子プロのがないことがある。なぜだろうか。

市場経済というか、スポンサーは実に敏感で無駄なお金は出さない。価値のないものは切る。そういうわけで、何となくテレヴィがついていると女子プロの試合が流れるので、見る機会が増えた。

どうして女子プロトーナメントが視聴率を稼げるようになったのかは私にはわからないが、一つだけ、納得できることがある。メインの解説には樋口さんか岡本さんが出てくる。ブブックに登場する数少ない日本のプロゴルファー二人が、出ている。

テニスの中継などでも再三言っていることだが、日本人のスポーツ番組の解説は不愉快極まる。だからウィンブルドンは英語で聞く。マッケンローがすごくおもしろい、含蓄のある解説をしている一方で日本の解説者がつまらない解説をしている。

つまらないだけならちっともかまわないのだが、不愉快だから困る。日本のテニス界に世界レヴェルだったことのあるプレーヤーはいない。今は二人いるが、解説者にはなっていない。世界のグランドスラムトーナメントを解説することは出来ないのだ。

フィギュアスケートで金メダルを取った日本女性が、スケートの試合で解説をしたとき、私は感動した。名前は忘れたが、彼女はうまくしゃべることは出来なかったが、発言に深さがあった。何より、選手の味方だった。

これは非常に興味深いことで、マッケンローもある時、アナウンサーの発言に対してかなり腹を立ててその選手を養護したことがある。世界の頂点を極めた人たちはそれぞれにわがままであったり、身勝手だったりするものだが、そういう人たちが自分のスポーツ試合の解説をしたときに、共通しているのは、今戦っている選手に対する思いやりのようなものだ。

これは特筆すべきことで、現役時代を知っている者からすると、不思議でさえある。ところが、世界のレヴェルにはるか及ばない、及ばなかった選手達が解説をすると、世界レヴェルの選手のプレーに平気でいちゃもんを付ける。

日本が世界レヴェルなのは柔道や体操、それから水泳くらいで、ゴルフもテニスもそうではない。青木プロと丸ちゃんを除けば、日本の男子プロに世界を解説できる人はいない。しかし、女子プロには樋口さんと岡本さんがいる。

気付いているかどうか知らないが、この二人は目の前でプレーしているどのプロにも言いたい放題が言える戦績を持っている。ところが、この二人は決して選手を悪く言わないし、アナウンサーがショットのミスを口にすれば、必ず選手達を養護するような発言しかしない。

そこが世界のレヴェルなのだ。唯一、世界レヴェルではないのに楽しい解説をしてくれたのは、だいぶ昔、毎週12チャンネルのテニス番組で解説をしていた渡辺康二さんただ一人だ。

彼は世界レヴェルの選手達の試合を解説するとき、決して選手を悪く言わなかったし、それは畏れ多いことだと言っていた。それが本当だろう。岡本さんは昔NHKの馬鹿アナウンサーと戦ったことがある。それは全く正しい行いだった。

別に遠慮する必要はないのだが、世界のトップで戦える選手のプレーを、遙かに格下の選手が正しく解説できるはずはない。日本のスポーツ解説者は、日本人相手だからとたかをくくって言いたい放題だが、それは違う。

女子プロトーナメントの盛況は、樋口さんと岡本さんという、世界一が支えているから本物なのだ。仮にその番組が世界で放映されたとしても、誰も文句は言わない。不愉快にならない。そこが日本の男子プロのトーナメントとは断然違う。

ただし国内の選手のための、国内のトーナメントの、テレヴィ解説は、とても素晴らしい場合が多い。筆者

訂正
渡辺さんは康司とは書かない。知っていたが、ワープロというのはすぐ文字が出てくるのでだまされる。本当は康二さんなのだが、ついさっき気付いた。一晩失礼をしてしまった。

渡辺さん、失礼しました。お宅へおじゃました頃はまだ小学生だった二人のお子さん達も、もう40才にはなるでしょうが、みなさん、お元気ですか。 私はテニスのレッスンがほとんどなくなって餓死寸前ですが、元気です。

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