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イップスという、突然パットが下手になるパットの病気があるが、あれにかかるのは特別に運動神経の発達したプロゴルファーに多い。ニクラウスにイップスはなかったが、パットの入らない時期はあった。彼は努力家だから相当練習して、再び入るようになった。

彼のパットのスタイルは、いかにもイップスになりそうな感じがするのだが、なぜそう思うのかはわからない。この頃ふと思うのだが、アメリカのプロの試合が行われるコースのグリーンは非常に滑らかで、パットラインは細い一本の筋のように見えるが、日本のトーナメントを見るとそうでもない。

ボールはかなり左右にブレながら転がっていく。ギザギザに転がっているように見える。私はとても繊細だから、パットラインを読むときにやはり一本の細い糸のようなラインを想像する。

しかし芝生の影響でボールが右左に振動しながら進むのならば、パットラインをボールの直径ほどの、4センチくらいの幅のベルト状にイメージしても結果は変わらないだろう。その方がラインを考えるのは楽になる。いい加減とも言える。

それで次回ゴルフをするときには、パットラインをカップの直径ほどの、兵児(へこ)帯くらいの太さのベルトが走っているイメージで打ってみようかと思っている。こうすると方向について使う神経はかなり節約できる。

そのぶん距離感に多めに神経を使えるわけで、それは悪い話ではない。私同様パットの下手な読者で、近々ゴルフをする予定のある方は、私の代わりにちょっと試してみていただきたいと思う。 筆者

3メートルのパットを外すとして、右や左に1メートルも外すことはないだろうが、1メートルオーヴァーすることはある。しかし1メートルもショートすることはまずない。左右に1メートル外してもおかしくない距離はどれくらいだろうかと考える。

傾斜があれば、もしもそれに全く気付かなければ1メートル横へそらすかも知れないが、実際に横へ1メートル以上そらした場合、奥行きはさほどそれてはいない。距離感は合っていたのだろうか。いや、そうではない。

傾斜によって横へ1メートルそれたということは、つまり距離感が1メートルオーヴァーだったということだ。私は計算機を持ち出して、経験から得た距離感と方向感のズレの大きさをいろいろと比較してみた。

結果として、距離感のズレが方向感のズレよりもかなり大きいことがわかった。その比は大体7:3になった。逆算すると、パットの時に使える全ての神経、感性を、距離感に7,方向感に3配分するべきだとわかった。

ところがこれを実践するのは簡単ではない。パットの構えをすれば、どうしても方向を合わせたくなるのが人情で、これは運動神経のある人には経験的にぬぐい去れない第二の天性のようなものになっている。何しろ方向が違えばボールは絶対にカップに入らない。

アーチェリーでも野球でも、目標に当てる、狙ったところに打つのが大事だ。その時の速度は問題にならない。取りあえず当たればいい。そういうスポーツというか、競技というか、ゲイムというか、そういう風なものばかりが世の中には充満している。

その点、方向と距離が同じ価値を持っているゲイムは非常に数が少ない。だから運動神経の発達している人にパットは有利にならないのだ。

そういう意味で、もしもパットラインが幅12センチのかなり幅の広いベルト状だとすれば、そのベルトの中を通ればいいと思えるならば、かなりラフな計算で構わなくなるから、残った分の神経を全て距離感に使うことになる。

私は距離感と方向感に振り分けるべき7:3という数字を、この方法ならば実現できるのではないかと、そう考えてみたわけ。 筆者

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