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0383 シャンク予防ゴルフシューズ
シャンクの原理から、つま先の上がったシューズが効果的なのは明らかだったが、計算をしてみると最低12度の傾斜が必要になり、サイズ27センチの靴だとつま先が5センチも上がらねばならない。
スキー靴は足首のところが前傾しているから、それを履いて足を垂直に真っ直ぐ立つとつま先は地面からかなり浮く。その浮いたところにスペーサを挟み込んで靴底がピッタリと地面に付くようにしたものが、言わばシャンク予防シューズである。
昔の公家が鞠(まり)を蹴って遊んでいる絵を見ると、履き物が不気味な格好をしているが、それに似ていて、そんなものを履いていたらとてもゴルフ場へ入れてもらえないだろう。安全靴と間違われそうだ。
シャンクは突然出るように見えるが、原則的には予兆がある。普段と違うスイングをした場合、たとえば向かい風を気にして強めに打ったとか、ドローを打ちたい場面だったとか、そういうスイングの変化があれば突然起こることもあるが、普通のスイングをしている限り、シャンクは少しずつネックへ近づいていったものが、最後にシャンクになって現れる。

だからその変化に気付くだけでも十分だ。というわけで、靴底の傾斜はつま先とかかとで2センチ以内の差におさめ、その代わり靴の中の真ん中からつま先にかけて1.5センチの刻みでバーを横たえる。
割り箸程度の太さのゴムの丸いバーを並べる。それを履くと足の裏が何番目のバーをどれくらいの力で踏んでいるか感じがわかる。アドレスでは一番先の方のバーに触らないくらいだが、打ってみるとかなりの力で踏んでいる。時間的変化も起こる。
玄関で素振りをしてから出かけ、2時間くらいして帰ってきて素振りをしてみると、出かけるときよりも前のバーに足の裏が当たっている。シャンクすれば被害は甚大であるが、アドレスで足の裏のどの辺で体重を支えているか、その変化がハッキリとわかれば、土台を元の位置へ修正できる。

当初は靴の中敷きを作ればいいと思ったが、つま先部分の高さがかなりなので靴自体を仕立てなければ無理だとわかった。テストでは靴底にくさび形の板を貼り付けている。
普段ヒールの高い靴を履く女性はアキレス腱をたるませたままなのでシャンク予防シューズでは歩きにくいだろうが、女性のシャンカーというのを聞いたことがないから必要ないだろう。このシューズは履いているだけで足首を鍛えることができる優れものでもある。 筆者
私にシャンク予防シューズは必要ない。もう長いこと研究してきて、今ではシャンクに困っているのかシャンクの研究を楽しんでいるのかわからなくなっている。素振りでシャンクが出なくなったらどうしよう、とも思うのである。
しかし深刻にシャンクに悩み、考える時間もないのならば、作るしかない。子供の頃近所に靴屋のおじいさんがいた。電話ボックスくらいの箱の真ん中に座って一日中靴を修理していた。
私はそれをずっと見ていた。自転車屋さんの前に座り込んで修理するのを見ているのも好きだったが、靴屋さんの仕事を見るのも好きだった。今でもオーダーの靴を作る職人はいるだろう。
以前前向きパターのタイトルを書き始めた頃、前向きパターがあまりによく入るので自分で作って売り出しました、というコメントを頂いたことがある。シャンク予防シューズもそのうち出てくる。
冗談ではない。私は冗談を言わないでも十分おかしいと言われて50年生きた。シャンク予防ゴルフシューズに特許はないから誰でも作れる。このタイトルの日付以降に誰かが実用新案を申請するかも知れないが、気にすることはない。私が構わないと言っているのだから。

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