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0231 見返り美人(丸ちゃん万歳)
久しぶりです丸山茂樹。ソニーオープンで見る丸ちゃんの姿がうれしかった。そしてあのスイングが懐かしかった。あれは見返り美人というスイングで、アメリカのシニアツアーでやっている倉本プロの流れを汲んでいる。 
青木プロは別格として、アメリカでもやって行ける日本人には見返り美人型が多い。野茂もそうだ。ザトペック投法の村田も、8時半の男城之内もアメリカへ渡ればそれなりに活躍できただろう。そういえばチェ・キョンジュのスイングも見返り美人型だ。 
非力な日本人は腕力で劣る。それをカヴァーするのが野茂のトルネイドであり、それはつまり見返り美人だ。体格で劣る日本人がエアーショットで身長差をチャラにする、それが錦織のテニスだし、日本人最初のアメリカツアー優勝は樋口久子のやはり見返り美人型打法だった。 
これらの技術は十分な体格を持った選手にも有効で、同じ土俵で戦う選手たちが一歩抜け出ようとするときの手本になる。アガシは高い打点でボールを打った。ボールが落ちてくるのを待たなかった。 
そういえば丸ちゃんはフォロースルーでクラブヘッドをすっと手前に抜いている。寿司屋の親父がマグロをさばく手つきに似ている。あの微妙なタッチは日本人独特のものだろう。アーノルド・パーマーがやるともっと派手で雑な動きになる。 
日本人は日本人の優れた特性をどんどん失っている。あるいは忘れかけていて、それは日本の国際化を阻(はば)む。国際化というのはアメリカなど外国のやり方に習うことではなく、まずは自分たちの持っているすばらしい特性に磨きをかけることである。 
それにはその素晴らしい特性に気が付いていなければならない。しかし灯台もと暗し、自分の良さは自分では気付かない。失うまでは。国際化というのは海外の人々が興味を持ち、あこがれの国になることである。150年前まで、日本はそういう国だった。 
当たり前の普通の生活の中にこそ文化はある。それは空気のように見えないが、外から見るとよくわかる。外国人が日本人のすばらしい特性にうなってくれないことには世界の仲間になりにくい。つまりは日本の国際化を阻む。いいところが沢山あればあるほど話が弾み、国際化しやすくなる。 
世界のニュースになるような立派な出来事が評価されるのではない。私たちが当たり前すぎて気づかない文化が、特性が、異文化の人々の心をとらえる。日本人の体格が世界のトップレヴェルになるまでは、見返り美人が世界で活躍するのだろう。丸ちゃん万歳。 筆者

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