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0577 リヴァースグリップのパットの打ち方について
パッティンググリップの主流が逆手になるのは時間の問題だと書いたのはもう随分と前になる。その先には前向きパッティングがある、とも書いた。日本の女子プロはすでに多くが逆手のパッティングをしている。
リヴァースグリップの良さは「ボールを引っ張ること」で、それは「ボールを押す」よりも直線性が格段にいい。リヤカーの原理と同じだ。ショットでも左腕一本で打つときにはクラブは引っ張る動作になるから安定する。ドライヴァーは最後に右腕で押してパワーを入れようとするので曲がりやすくなる。これらは全て自然現象だ。

女子プロが逆手のパットをするのは「安定感」のためだが、それは言わばコストパフォーマンスの次元の話であって、100円のラジオと100万円のステレオの音がさほど違わなくても、違いがないわけではないというところにおもしろさがある。

個人的に言えば、プロはサーカスのように圧倒的なパフォーマンスで勝負するべきだから、青木プロのような最も不安定で最もスリリングなスタイルで勝負して欲しい気もする。コストを考えずにかすかな違いでもいい方に賭けるのがプロではないだろうか。

アマチュアに毛が生えたようではおもしろさが半減する。スイングなどもそうで、日本の女子プロは小型ゴルフマシンのように安定したスイングに走る傾向があるが、森田何とかというプロのような、華麗できわどいスイングがプロらしい。それでうまく行くかなければ消えていけばいい。それこそがプロの世界の勝負だろうと思う。

逆にアマチュアは逆手のパットがその練習量から考えてよろしいと思うし、前向きパットはもっとよろしい。日本の皇室の女性がゴルフをするときにはパッティングスタイルとして非常に上品な前向きパット以外はないだろうと思う。
前向きパットは正確に打てる。距離感さえ手の内に入れられれば、これ以上のパットはない。だから禁止される可能性も大きいと思っている。アメリカは禁止派で、イギリスはクローケーの歴史的裏付けがあって禁止には反対するだろう。力勝負になるだろうが、この頃アメリカは衰退しているから、禁止される可能性は徐々に小さくなっている。

前述したとおり、逆手に握った場合の効果は、初めのうちは左腕のリードが方向性に素晴らしい安定感を与えることで、それには誰もが感動する。ちょっとした気分で思わぬ方向へ打ち出してしまうミスが無くなるので、それが魅力だと思う。

しかし、長年リヴァースを使っているとわかることだが、本当のリヴァースグリップの価値はそれよりももっと大きい。リヴァースグリップを使っている多くの女子プロの中にはまだそこまで気付かないプロもいるようだが、リヴァースグリップは右手で打つものなのだ。

意識的に右手で打とうとしない間は、リヴァースグリップの価値はまだその7割程度しか発揮されていない。リヴァースグリップは左手のリードが強くなるので、まるで左腕で打っているような感じがするし、それで真っ直ぐ打ち出せるところがいいように見えるのだ。

しかし前向きパットと似たような欠点があって、距離感が微妙に出せない。初めのうちは強く打っても方向性がいいからよく入るが、そのうちに距離感に不満が出てくる。そこまで行くと、今まで左腕7割、右腕3割の力加減で握っていたグリップを、逆転させることに気付く。

左はリードするだけであまり力を入れず、あまり意識もせずに、右腕一本で距離感を出して打つ感じになってくる。左の腕は相変わらずしっかり生きていて方向性に貢献し、距離感は右手の感触が受け持つ。

これが究極のリヴァースグリップのパッティングではないかと、この頃考えている。墓参りにも行けないのに、そんなことを考えている場合ではない、が、考えてしまった。うーん、筆者

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