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それはスイングの良し悪しではない。飛距離でもない。ショットの精度でもない。スコアを作り出しているのは、その時その場所からどんなショットをするか、というマネイジメントである。

ゴロを打ってもパーで上がることはしばしばあるし、逆に素晴らしいナイスショットがあってもダボを打つのがゴルフである。無論方向が安定していてしかも飛距離の出るゴルファーのスコアはいいが、それはマネイジメントが複雑にならず、単純になるからであって、ただ飛ばすからスコアが良くなるのではない。話が逆だ。

最悪のマネイジメントでプレーすれば、スコアは簡単に20打増えてしまう。巷でゴルファー達が今日のゴルフについて語っているのを聞くと、ショットは良かったがスコアは悪かったとか、ショットが悪かった割にスコアは案外良かったとか、そんな会話をしている。

コロガシを含めて、5番アイアンで打つべきところを8番で打てば2打損をする。番手一つズレると1打損をする。打ち上げるか転がすかの選択を誤ればやはり2打損をする。

いいショットが打てるかどうかはスイング技術のレヴェルに依らない。なぜなら、ゴルフはいつでもあなたがやっているわけで、特別な事情がない限り技術の差があるわけではないからだ。

全ていつもの自分がやっていることなのに、スコアに差が出るのは偶然ではない。ショットに差が出るのはスイングのせいではない。どういうクラブを使い、どういうショットをしようかという、マネイジメントが違っていたのだ。

なぜマネイジメントが違ってくるのか、それこそが偶然であって、ショットの結果は偶然ではない。マネイジメントによって起きる必然である。正しい選択によるショットはミスを起こしにくい。従ってナイスショットになりやすい。

コースに出る前の日には決して練習場でボールを打ってはいけないと書いているのは、ラウンドの前に練習場で練習すると、うまく打てたショットだけが記憶に残るため、コース上でのマネイジメントが狂うからだ。

(コース付帯の練習場は体を温めるためにある。ゴルフの練習をするならラウンドのあとだ。)

練習しないでスタートすればショットに心配があるから始めからフルショットはしないだろう。そっと打つ。マネイジメントとは己の技術を十分了解し、その技術の範囲内で最高のショットをするためにどうするべきか、どういうクラブでどういうショットをしようとするべきか、考えることである。 

マネイジメントは目に見えないが、スコアの鍵を握っている。コースに出たら、スイングを忘れ、ナイスショットを忘れ、ただひたすら最適なマネイジメントだけ考えよう。筆者

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