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インパクトの時に特徴的な印象を与えるスイングがある。まるで地面に埋まっている大根を引き抜こうとしているかのように、船の上で海から網を引き上げようとしているかのように、体全体でゴルフクラブを引っ張っているように見えるスイングがある。

金井精一プロのインパクトがそうだし、カプルズもそうだ。これは糸巻きヨーヨーを下向きに思い切り投げた場合、ヨーヨーが先端まで行った瞬間、ヨーヨーはそのままどこまでも飛んでいく気でいるのに、糸が目一杯になっているのだからそうは行かない。

犬と散歩していると、突然犬が走り出そうとする。しかしリードがあるからそれ以上は先に進めない。リードが目一杯になったとき、犬を引いている人の腕は激しく引っ張られ、時にはヒジや手首を痛める。体を持っていかれる。

それと同じような衝撃がインパクトでも起きる。と言うか起こすようなスイングがある、と言った方がいいかも知れない。その瞬間、体が1ミリも前へ引きずられないようにがんばっていられれば、クラブヘッドは最大の速度で跳ね返ってくれるが、わずかでも体が引っ張られて動いてしまうと、クラブヘッドの跳ね返りは劇的にそのスピードを失う。

明らかな上下動を使うヨーヨー打法(上下のスウェイ打法)と違って、思い切り振り出すだけのパッシヴなヨーヨー打法の場合、このインパクトの瞬間の衝撃、つまりクラブが体を引っ張る力が最大になる瞬間に、如何に体を微動だにしないでいられるかどうかがこのスイングのキーポイントである。

それで金井プロはインパクトで必死に踏ん張っているように見えるのだ。それはただその位置に留まろうとしていると言うより、背中方向、後ろへ向かってクラブを引っ張っているように見える。

そういうスイングは一般的ではないが、珍しくもない。安定したコントロールのためにこの「パッシヴなヨーヨー打法」を使うゴルファーもいれば、飛距離のために使うゴルファーもある。いずれにせよ、優れた打法の一つに違いはない。 筆者

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