« 0378 重いドライヴァーの効用 | トップページ | 0380  シャンク2011秋 »

0379 ダッファーの原理
上手なゴルファーはトップはしても滅多にダフらない。しかしその代わりというか、シャンクする。シャンカーはダフらないと書いているが、シャンクもダフリも原因に差はない。なぜ上手なゴルファーはダフらないのだろうか。
練習量の少ないゴルファーのダフリはスイング中に右足が地面に沈むからだと書いたことがある。そんな馬鹿なと思うかも知れないが、試しに右足が地面にめり込まないように注意しながら打ってみるとわかる。
どんなに強くフルショットしても構わないが、そのとき右足で地面を蹴らないように、右足が地面にめり込まないよう細心の注意を払ってフルショットすれば、初心者のダフリはすぐにとまる。
フェアウェイというのはトランポリンの上のようになっていてクッションがある。だから歩いていて気分がいいのだ。雨の日にダフリが多くなるのは、地面が硬い晴れた日と違って少々ダフってもアイアンマットの上のようにヘッドが滑るからばかりではない。
草が密生している湿地帯ではその上を歩けることがある。同じように雨の日のゴルフ場はふわふわしているからフルショットで右足の蹴りを使うゴルファーの右足は相当地面にめり込む。だからダフる。
初心者のダフリは単純だが、そうでないダフリも起こる。シャンクはクラブヘッドが前に出て、ダフリはヘッドが下に出る、という見方は正しくないと書いてあるが、この場合のダフリはシャンク同様に深刻だ。
簡単に復習すると、すべてはスイング平面が斜めになっているから起こることで、丸いお皿を持って風呂に入るとよくわかる。ライ角同様60度くらい傾けたお皿を水面から差し込む。差し込むという言い方が実は間違いの元で、正しくは60度に傾けたお皿を真っ直ぐ垂直に下ろしてくる。
そうするとお皿が沈めば水面とお皿が作る交線は「動く」。差し込む場合は動かない。だから誤解する。お皿を沈めれば沈めるほどラインは体に近づいてくる。つまりボールを近くに置かなければ当たらなくなる。
お皿を上げてくると、ラインは体から遠ざかっていくが、水面から出してしまえばもうラインはない。ラインはないが、スイング面の延長上には仮想の交線ラインがある。つまりシャンクという現象は本当ならボールの上を空振りするはずなのだ。
なぜ空振りにならないでシャンクになるか、それはわからないが、腕が伸びるということにしておこう。この逆にお皿が沈むとラインが体に寄ってくるのだが、お皿は深く入っているので水面に伸びるラインは長い。
つまりラインは本当よりも手前だから、やはりボールには当たらないはずだが、こちらの場合は深く入っているのでボールのところへ来る前に地面に当たってしまう。これが本来のダフリだ。
シャンカーはダフらないと書いたり、シャンクがダフリの逆だと書いたのはそういう理由である。ダフリの逆はトップだと思うのは、お皿を60度の角度で水面に差し込むイメージがあるからだ。
これだと確かにダフリとトップが対照的になり、シャンクは全く縁(えん)も縁(ゆかり)もないことになる。しかし初心者のダフリだってそのシステムはお皿の垂直移動である。お皿差し込み型のダフリは事実上まれな現象であるか、あるいは全く存在しないものかも知れない。 
ダッファーの方はどんなに強く打ったときでも右足で地面を蹴らないように、たとえば右膝をケガしていて力を掛けると激痛が走る、という状況を想像してフルスイングすればまずダフリは出ない。その先の深刻なダフリの方は、各自考えていただきたい。 筆者

« 0378 重いドライヴァーの効用 | トップページ | 0380  シャンク2011秋 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 0378 重いドライヴァーの効用 | トップページ | 0380  シャンク2011秋 »