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0378 重いドライヴァーの効用
私が使っているドライヴァーは378グラムで、最近のドライヴァーは280グラム台まで軽くなっている。腰の負担を軽減する目的で340グラムのドライヴァーを作った。378グラムのドライヴァーはヘッドは重くないのだがシャフトが非常に重い。
したがってバランスは普通で、振るのに困ることはないが、何しろ腰が悪い。振ると腰がミシッと音を立てるようで怖い。それで軽いのを作ったが、300グラムまでは軽くできなかった。
先日この軽いドライヴァーでゴルフをした。疲れない。飛距離は変わらなかった。しかし珍しいミスが出てO.Bになった。ゴルフは精神的に微妙だから、ちょっと右を嫌うとか、ちょっと強く振るとか、そういうことがある。
重いドライヴァーはそういうちょっとした気分の変化やスイングの調整に鈍感で、ボールはいつもとほとんど変わらず、飛んでいく。ところが軽い方はあるホールのティーで、いきなり左に飛び出すボールが出た。
そういうボールは出たことがない。真っ直ぐ出てドローするのは普通だがいきなり左に飛び出すことはない。これは明らかにクラブが軽くなったからで、無論それは承知の上なのだから、問題は微妙な心理的変化がボールの行き先を大きく変える、という事実だ。
まだ一度しか使っていないが、その微妙なところをコントロールするのは大変な作業だろうと思った。ティーショットはフェアウェイの景色だけでも心理的に大きく影響される。風のことを考え、ちょっと右へ打とうかとか考えると、そういう小さな変化が増幅され、とんでもないところにボールが飛ぶ。
私はこの軽いドライヴァーを使って初めて、普通のゴルファーがティーショットであっちこっちへ打つのが理解できた。読者の皆様、ドライヴァーはすでに軽さの限界に来ています。280グラムという数字の意味は通過点でなく、限界点でしょう。
新しいドライヴァーほど軽くできていますが、自分に合った重さのドライヴァーを見つける時代がやってきたのです。プロのドライヴァーが300グラムだとは到底考えられません。
彼らは飛ばすよりも安定したボールを打たなければならないし、腰が悪いわけでもないですから、そんな危ないクラブは持たないでしょう。飛距離と安定性の妥協点を見つけているはずです。軽いから有利とは限らないのです。 筆者
もう一つ、以前に書いてあるように、ゴルフショットは降順、つまりティーショットから順に次のショットは前より短い距離のショットになるが、クラブはウッドからアイアン、そしてウェッジとだんだん重くなる。
野球ではネクストバッターズサークルでバットよりもかなり重い鉄パイプなどを振って準備をするくらいだから、ショットの前には実際に使うクラブよりも重いものを振った方がいい、とすれば、たとえ素振りはするにしろ、ドライヴァーが次に使うアイアンより軽いと,、そのアイアンショットでミスしやすくなる。
重いドライヴァーを振ったあとに、軽いアイアンを振ればそりゃ楽だ。逆だと相当素振りをしてからでなければうまく当たらない。練習場でうまく打てるアイアンが、コースではミスばかりになるのは、コースでは320グラムという軽いドライヴァーのあとに、400グラムを越える重いアイアンを振るからだ。
つまりショットの順番と使用クラブを考えた場合、ドライヴァーはアイアンより重い方がいいに決まっているのだが、そういうわけにもいかないのが現実だ。実際、280グラムのドライヴァーをフルスイングしたすぐあとに、360グラムのアイアンを振ったのでは話にならないのだ。
ステーキの大きさだと思えば、360グラムと280グラムでは相当違う。ゴルフ場は常に一発勝負だから、振れる範囲で出来るだけアイアンに近い、重いドライヴァーを勧める。

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