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ロングパットを決めれば誰でもうれしいが、ロングパットを決めるために20メートルのパットを毎日何時間も練習するゴルファーはまれだ。もっとも、私はゴルフ場の練習グリーンで最低1時間は練習してからコースに出るが、5分しか練習しない友人に、パット数でほとんど例外なく、10打以上負けている。

ウェッジの40ヤードショットがピンにピタリと寄り添えば、それは確かに曲芸を見るような感動がある。だからといってなぜ、ゴルファーは練習場でウェッジの40ヤードを練習するのか、私には理解できない。それは無論悪いことではないが、どう考えても順番が違うと思うわけだ。

前にどこかで書いたが、バスケットボールでコートの真ん中から投げて百発百中のコントロールがあれば、それはとても素晴らしいことだが、そのための練習をしている選手がプロとして一流になったという話は聞いたことがない。

そういう練習をするよりも、出来るだけカゴに近づいてダンクシュートを決める練習の方が、プロとして喰っていける可能性は高い。それだけのことだが、アマチュアは別に喰っていく縁(よすが)を持っているから、言ってみればスコアを良くする必要はない。

プロがただいたずらに夢を見れば喰っていけなくなるが、アマチュアにはどんな夢でも見る資格がある。ゴルフで喰っているわけではないからだ。サーカスを見て綱渡りのスターに憧れるように、曲芸師に憧れる。だからウェッジを使うのだろう。

スコアを考えれば、ウェッジの40ヤードを常にピン50センチ以内に寄せる曲芸師になるための練習よりも、ドライヴァーで転がして5メートル以内に寄せる練習の方が先だし、250ヤードのドライヴァーを放つ練習より、フェアウェイセンターに210ヤード打つ練習の方が先だ。

そんなことは誰でもわかっている、と思っている。そりゃおかしい。わかっていればやるのが筋だが、やらないのだから、わかっていないということだ。ゴルファーは論理のすり替えをしている。

それに気付いている場合も、気付いていない場合も含めて、ゴルファーは決してスコアを良くしようと思っていない。妙な話だが、事実だ。というわけで、上手になりたいと思うゴルファーの最大にして唯一の問題は、技術とか才能以前に、自分がゴルフに何を望んでいるか、自分自身が知らないことである。

ゴルファーとしてゴルフを楽しみたいのか、曲芸師になりたいのか、それが問題だ。筆者

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