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日本のハンディキャッパーは甘いと思っているが、正味の、実勢のハンディが13前後のゴルファーは登りラインの方が下りより絶対簡単だと言う。プロもそうらしい。ところが私は下りの方が好きだ。入る入らないを別にすれば、断然下りが打ちやすい。

ご存じのように、私はパターのホープレスで、5パットも6パットさえするし、3パットは普通だ。その私がパットの助言をすると聞いて、妙だと思っただろう。しかし、私は自分のパットの将来に明るい希望を持っている。

パットをするときいつも思うのだが、自分のイメージ通りに打てばショートするのがわかっている。なぜ正しい距離感が出てこないのか、ずっと不思議で考え続けているのだが、それはきっと何か、昔からの何らかの経験がその距離感を作っているのだと思う。

もしかすると私の過去に、生まれる前の過去に、先祖がそういう距離感を経験していたのではないか、そういう気がしている。つまり私の距離感はデタラメに間違っているのではなく、ある規則に従って間違えている、と考える。

それなら、何らかの方法で誤差の補正値さえ見つけられれば、打てば必ず入るパットが実現できる。初心者なのにパットの上手なゴルファーを見ていると、距離感がピタリと合っている。

私の距離感は合っていないが、もしもグリーンの速さが今の倍くらいだったら、私のパットはもっと入る。実際オーストラリアでプレーしていた頃、パットは上手だった。ちょっと打っただけで20メートルは転がっていく。

芝はしっとりとしていて乾いた感じはない。重そうに見えるのにボールはゆっくり転がってなかなかとまらない。そういうグリーンで私の距離感はそこそこ合っていた。距離感を合わせる法則さえ見つけられれば、パットが楽しくなる日がきっと来ると、そう思っている。

大切なのは自分の距離感の正確さだ。入る入らないとは別に、たとえば5メートルを50センチショートし、3メートルで30センチショートしたなら、そこには未来があるだろう。デタラメではないからだ。その比が等比か等差か、もっと複雑な列か、それを見つける努力をしよう。

私は自分のパットがいつか入るようになることを信じている。そのために努力している。200人の愛読者の中に、私同様パットが下手なゴルファーがいたら、パットを入れるために自分の感覚を捨てるのではなく、自分の感覚を信じた上で、カップインさせられるうまい方法を模索すればいいと、私は思うのです。 筆者

ずいぶん昔読んだ話だが、プロゴルファーがホテルの自室の床に水を撒いてパットの練習をした、というのがある。明日のトーナメントが雨予想だったのか、忘れたが、グリーンの速さが変わってもパットの名手はいつでも名手だ。

つまり元の距離感が正確な上に、補正値がしっかりしているわけで、私はこの補正値というものを、パットの名手はパーセンテイジ感覚で作っているとは思っていない。登りラインは平坦の何割増し、というようなものではなく、もっと全然違った方法を使っているのではないかと思う。

それが何なのか、パットのうまいゴルファーに会う度に聞いて回っているが、まだつかめない。うーん、ま、いいか。

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