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昔からある竹でできた30センチ定規。これでチャンバラをしたのはずっと昔のことだ。チャンバラをするときの握りはスクエアグリップで、定規を握ると大抵誰でも同じようになる。

定規は親指と人差し指の間にピタリと収まって、手刀(てがたな)状態になっている。スライスグリップはそうではない。言われなければ誰も握らない握り方だ。定規をテーブルの上に置き、端を10センチほどテーブルの外へ出す。

これを上からつかむのだが、右手の甲は真上に向いている。人差し指の一番先の、爪のそばにある関節の溝(みぞ)を定規の右側の角(かど)にしっかり食い込ませる。関節を間違えないように。二つ目の関節でつかみたいだろうが、我慢する。

親指の爪の真裏の腹の真ん中で、定規の左側のかどを押さえ込む。そのとき手の平は定規に触れてはいるが、まだ張り付くほどにはしない。定規を真っ直ぐ上向きにしたまま親指と人差し指でしっかりつかめたら、そのあとほかの指に力を入れて定規をつかむ。

これがスライスグリップだ。ちょっと動かしてみよう。定規をテーブル面に密着させたまま、手首だけ使ってワイパーのように左右へ振ってみる。決して定規がテーブルの面からわずかにでも離れていてはいけない。定規の左側が離れそうだろうが、我慢する。これがスライスグリップの手首の動きだ。

そのまま定規を右へ回していくと、定規はテーブルから外れるが、定規の面はテーブル面と同じように水平にしたまま、90度右へ動いたところでとめる。さて、定規を表向きで握っていれば、今、定規の目盛りの面が真上を向いている。

ここから定規を右肩に担(かつ)ぎ上げるのだが、定規の表面が右肩にペタンと密着するように真っ直ぐ担ぎ上げていく。これがスライスグリップのバックスイングになる。この動作を何度も繰り返していると、スライスグリップでバックスイングが取れる仕掛けが見えてくる。

今までとは別世界のバックスイングだから、すぐにクラブを握ってはいけない。気分が出るまで、雰囲気がわかるまで、じっくりと定規の動きを味わう。クラブを握らなくても実際のイメージが出るほど慣れたら、クラブを握ってみる。

これはスライスグリップのバックスイングであって、別段これが正しいというのではない。ただ、こういう方法もあるということは、知らないより知っていた方がいい。少なくとも上手なアマチュアゴルファーのほとんどが、こういうグリップで、こういうバックスイングを取っているのだから。

スクエアグリップでは何も考えずに自然にバックスイングが取れるから、こんなこと、思いもつかなかっただろう。ちなみにプロは必ずしもスライスグリップではない。それは練習量と才能が、アマチュアとは違うからだ。

アマチュアはコストパフォーマンスを考えた結果、このようなスタイルになることが多い、ということだ。やってみると目からウロコ、知恵の輪みたいでおもしろいから、正月の遊びと思って、お試しあれ。 筆者

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