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0359 よく転がるパターと転がらないパター
妙なことを考えていた。小さなアリにとって1グラムと2グラムの差は大きい。一匹のアリが一人で持ち運べるか運べないかくらい重大な差かもしれない。ところが私たちにとって1グラムの差はわずかで、その差に気付かないくらい小さい。
1キログラムの金は2キログラムの金より高価で、その差はわずかではない。1グラムの金と2グラムの金とではどうか。一般的なパターの重さはたぶんアイアンと同じくらいに作るだろうから400グラム前後か、あるいは太いグリップの分重くなって500グラム程度かも知れないが、いずれにせよ大した差ではない。

力を重さで表せば、たとえば100グラムのおもりが手元から足の上に落ちるのと、1キロのおもりが落ちるのとでは痛みが違うということだが、パットの距離感は1メートルの差について何グラムあるのだろうか。
私がカップに向かって真剣に打つと、ボールはかなり強く打つことになって、カップを外すとあとが大変だ。しかしカップをオーヴァーしすぎない力加減で打とうとすると、パットのイメージが全くなくなって、打つときに入る気がしなくなる。
どこかに書いてあるとおり、私たちはふだんの生活の中で目標を狙うことは少なくない。ダーツでもピッチングでも何でも狙って投げたり蹴ったりする。しかしちょうどそこでとまるように狙うゲームはほとんどない。だから困るのだ。
私は思い通りに狙って打ちたい。入るかどうか以前に、気持ちのままに打ちたい。だから強く打ちすぎる私には妙に転がらないパターが必要だ。妙な話だろうか。パッティングは動作が小さい方がブレは少ない。だからロングパットは遠いだけでなく大きなスイングをしなければならないから難しい。

そういう意味ではちょっと触っただけですごく転がるパターの方が明らかにすぐれているが、私のパットは常識外れに下手だから転がらないパターが欲しい。
もしも仮に、ボールの転がり1メートルの差が1グラムだったら、私にはそんな小さな差は到底加減できない。1グラムと2グラムを見分ける能力が1メートルと2メートルのパットを打ちわける技術だったら、私はお手上げだ。
私は1キロと2キロの差ならすぐわかる。「差」としてはともかく「比」としてはどちらも「倍」だ。読者はもうお気づきと思うが、「悩めるパターの妄想」というのは大体こんな話になるのである。つまり何かしらの方法で力加減のレヴェルを1000倍に出来るならば、パットの距離感感度も1000倍になる、ということだ。
以前にヘッドの重さが1キロというパターを作ったのもそういう事情だけれど、あれは取りあえず失敗した。重くてロングパットが届かなかった。自分の力加減とグリーンの転がりが一致するパターはどうすれば作れるのか、あるいはそういうパターが理論的に作れるものか、考えている。筆者

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