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そんなことは当たり前だと思うだろうが、そうでもない。このタイトルの逆は「飛ばし屋ゴルファーに有利なのは距離の短いコース」で、裏は「距離が短くないならば飛ばし屋ゴルファーに有利ではない」で、つまり「距離が長いコースは飛ばし屋に不利」になる。

そうなると対偶が気になるのだが、それは「距離が長いコースは飛ばし屋に不利」となる。対偶はタイトルと全く同じ意味を持つのだと、これは数学の定理だから間違いはない。

ということは、タイトルが当たり前だと思うならば、距離の長いコースは飛ばし屋に不利、というのも当たり前だと思わなければならない。これならちょっと、うなるでしょ。実際、それは事実かも知れない。

超ロングコースで開催されるトーナメントでは、下馬評に出てくる優勝候補の名前にはロングヒッターが多くなる。ロングヒッターに非常に有利なような、そんな世間の常識があるからだが、冷静に統計を取れば、案外そうではないだろう。

もちろんロングヒッターが勝つこともあるが、よく調べてみれば、たぶんそれは単に調子が良かったとか、パットが決まったというごく当たり前の理由が多い。しかしトーナメントを見ているゴルファーには、あのロングドライヴが決め手だったとか、あそこからセカンドで乗せられる飛距離があったから勝てた、というような印象だけが残る。

調べたことはないが、さほど飛距離の出ない、しかし非常にステディだと言われているプロゴルファーが、超ロングコースの試合で結構勝っている。一方さほど長くないコースで飛ばし屋が勝つというのが、長年アメリカのトーナメントを見続けてきた私の印象である。

アマチュアとプロでは次元が違うから勝つためのセオリーも違うのだが、私のような普通のゴルファーのレヴェルでも、超ロングヒッターが楽々いいスコアで上がってくるのは距離の短いコースの場合が多い。

逆に長いコースではティーショットでかなり置かれているにもかかわらず、スコア的にはそれほど差が出ていない印象がある。ひとつの事情は、日本の短いコースは距離がない分の簡単さを補ってコースレイトを70に維持しようと工夫することである。

旗が見えないような砲台グリーンを多くすれば、セカンドをウェッジで打てるゴルファーには断然有利だ。距離が長くても平らなホールならば、残り200ヤードをオンさせるのは難しいことではないが、残り150ヤードの、旗の先しか見えない砲台グリーンにオンさせるのは難しい。

直接グリーンへ落としたらとまらないし、かといって手前が、ない。距離のないコースは必ずと言っていいほどそういう形状に造られている。だから間違いなくロングヒッターに有利だ。

というわけで、グリーンフィーの安いコースしかプレーできない私は9番ウッドを練習する。平らならば200ヤードまではバッフィーで乗るが、残り150ヤードでも7階建てのビルの屋上にあるグリーンへはなかなか乗せられないし、そういうグリーンに限って受けていない。ゴルフ場の設計者も考えているのだ。

ロングヒッターと戦うなら、距離のあるコースを選ぶべきだ。 筆者

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