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0331 ゴルフスイングとセカンドサーヴ
テニスのサーヴは二回打てる。ファーストサーヴが入らなくてもセカンドサーヴがある。ファーストはボールに与える回転量を減らしストレイトで速いボールを打つが、失敗したあとのセカンドサーヴは目一杯スピンをかけてネットのかなり上を通し、スピンの力で無理矢理ボールを落とす。

(念のため、ファーストはFirstであってfastではない。ついでにFMはFrequency Modulation周波数変調の略であってFine Musicではない、笑える話だけれど。ちなみにAMをアンチミュージックと言ったアホがいた。)

素人のセカンドサーヴはファーストサーヴをただ軽く打つだけが、一般的にはセカンドの方がファーストより力を必要とする。スピンの量が足りなければボールはネットを越えたあと急激に落ちてくれない。したがってとにかく全力でスピンを掛けるので非常に力がいる。

もしもテニスのサーヴが一本だけの一発勝負だったらプレーヤーはどのようなサーヴを打つだろうか。それはその時のスコアにもよるだろうが、セカンドサーヴと同じようなスピン系のサーヴが主流になるのは間違いない。

なぜこんな話をするかというと、先日ゴルフ歴の長い、ゴルフの好きな、しかしかなり下手なゴルファーとラウンドしたとき、彼のプレーを見ながら思ったのだ。ゴルフは一発勝負である。テニスのサーヴとは違う。それでもしもサーヴが一本だけだとしたらどうするだろうかと考えていた。

下手なゴルファーは毎回一発勝負なスイングをファーストサーヴのように振る。もしもテニスのサーヴが一本勝負なら、プロや上級者はセカンドサーヴを使うだろうと書いた。それはファーストを加減して打つのとは違う。目一杯のパワーで打ってコントロールを崩さないセカンドサーヴというサーヴを使うのである。 筆者

(参考) ネガティヴフィードバックスイング
テニスでもゴルフでも、素人にはセカンドサーヴやセカンドショットという形式がない。それでもテニスは2回チャンスがあるから一応セカンドサーブが打てるけれど、それはファーストサーヴを軽く打って入れるだけで本当のセカンドサーヴではない。

ゴルフに2度目のチャンスはない。つまりゴルフの上級者にとってゴルフスイングは初めからセカンドサーヴなのである。上級者が練習場で目一杯打つことがあったとしても、それは遊びに過ぎない。セカンドサーヴの威力を増すためのトレーニングに過ぎない。そういうことを考えさせられた一日だった。

下手なゴルファーの特徴はO.Bやひどいチョロのあとの打ち直しで決まってナイスショットすることだ。ゴルフにセカンドチャンスは、ない。同じ場所から2本目をナイスショットしても1打加算される。それなのにゴルファーはまるでその第2打を第1打のように錯覚する。スコアカードは錯覚しないのに。

テニスにははっきりとセカンドサーヴという打ち方がある。サーヴが一本勝負になればほとんどのプロはそれを使う。無論40-0で3本続けてサーヴをミスしてもまだ負けにならない状況ではファーストサーヴを打つかも知れない。

ということは常に一本勝負のゴルフでは余程スコアに差がない限りプロはセカンドスイングを使ってボールを打っているはずだが、ゴルフにとってセカンドスイングとは何だろうか。つまりゴルフにとってのセカンドサーヴとは一体どういう形式のものなのだろうか、ということが問題なのである。

下手なゴルファーというのは一度しかサーヴ出来ない新ルールのテニスでそのサーヴにファーストサーヴを使うプレーヤーと同じである。もう少しましなゴルファーはファーストサーヴを軽く打ってとにかく入れるだろう。下手なテニスプレーヤーと同じだ。上手なテニスプレーヤーとゴルファーだけがセカンドサーヴ、あるいはセカンドスイングというジャンルの方法、形式を持っている。

ゴルフはセカンドスイングでするものだということはわかったが、セカンドスイングとは何か。その予想は付いている。つまりファーストより飛ばないのにファーストより大きな力が要(い)るスイングである。

あなたはまず練習場で喜んでいるそのファーストスイングを捨てなければならない。それからセカンドスイングを探す旅に出る。セカンドスイングはファーストスイングを遠慮して軽く打つスイングではない。目一杯打ってさほど飛ばない、しかし常に正確に飛ぶスイングである。

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