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ロコ・メディエイトの奇妙なスイングは目一杯打っているように、見える。確かに彼は力一杯打っている。ただ、飛ばすためではない。彼は正確なコントロールが出来るスイングを作った。そのスイングを再現するために全力で打っている。

つまり、スイングの形を崩さないように全ての筋肉に目一杯の仕事をさせている。だから目一杯打っているように見えるし、実際そうなのだろう。

私のアイアンのスイングは目一杯に打っているようには見えないらしい。いつもただ上げてただ下ろし、どこにも力を入れていないように見えるらしい。迫力のない、つまらないスイングなのだ。

ところが本人は目一杯打っている。私の8番アイアンはフルショットで125ヤードだが、そのフルショットが軽く打っているように見える。2本のサンドウェッジがそれぞれ55ヤードと70ヤードしか飛ばない。

しかしノーコックの私がコックを使ってフルショットすると、飛ぶ方のサンドウェッジでは101ヤードのパー3でグリーンオーヴァーするし、8番アイアンで145ヤード飛ぶ。このスイングだと、私も目一杯打っているように見えるはずだが、そういう打ち方はほとんどしない。

私は飛ばない方の目一杯でゴルフをしている。飛距離のための目一杯と、コントロールのための目一杯とは力の使い道が違うが、どちらも目一杯に打っているのは確かだ。決してコントロールしているわけではない。

それではスリークォーターとはどんなスイングなのか。75パーセントの力で打つ、ということだが、軽く打てば打ち損じる。スウェイのないスイングでは問題ないと思うが、私の場合はダフることが多い。普段の微妙な伸び上がりがなくなるからだ。

従ってスウェイを利用するスイングでは75パーセントの力で、言わば軽く打つことは出来ない。だからスイングの速度がフルショットの75パーセントになるようなフルスイングを考えるしかない。

(プロを含めて、軽く打つことで75パーセントを達成するのは非常に難しい。そういうセンスを持っている人はごくまれだ。打ち損じさえなければ一番簡単な方法だが、打ち損じることが多い。
なぜかというと、ほとんど練習したことのない、知らないスイングをすることになっているからだ。だからプロは練習するか、あるいは別の方法を採る。アマチュアはやらない方がいい。)
これにも方法は沢山あって、バックスイングの量を絞ってフルスイングするのが一般的だが、私は75パーセントの速度のスイングをイメージして、ガチガチに固まったロボットのようなフルスイングでその速度を実現しようとする。

ブレーキを掛けながらアクセルを踏んでいるわけだ。特別な才能を持たない多くのプロも、やはりそういう方法でコントロールしているように見える。だからこそ、柔らかいスイングの出来るゴルファーを見ると、芸術的な感じがするのだ。

シャフトの長さを変える方法も、余程練習しておかないとトップの心配がある。それに距離的な効果もさほど期待は出来ない。ただ、短く持ってきっちり打つ練習さえしてあれば、気分的に普段通りに打って距離をコントロールできるような気がして、小細工しない分、打ち損じは少ない。

スリークォーターというのはインパクトでのパワーを75パーセントにすることであって、天才的センスを持たない普通のゴルファーにとって、目一杯のスイングを割り引くことではない。

目一杯打ってコントロールできるような方法を見つけ、そのための練習をすることの方が、スイングパワーをダイレクトに感覚的に割り引くための練習よりも上達の早道ではないかと思う。

大事なのは飛距離の調節機能の正確さではなく、それ以前の、打ち損じの確率であり、打ち損じがなく、ほどほどのコントロール性が出る方が、間違いなくいい結果をもたらす。誤差1メートル2メートルといった緻密なコントロールに喜びを見いだしても、二発に一発打ち損じていてはゴルフにならない。 筆者

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