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0571 クラブの長さが近づいて来た
昔から、私のクラブを見てゴルファー達は皆笑った。シャフトが長いからだ。しかし知らない間に市販のクラブシャフトは長くなって、だんだんと私に近づいていた。知らなかった。
その昔、ドライヴァーと言えば42.5インチと相場が決まっていた。私のバッフィーは現在42.9インチあるが、当時から長さだけは変わっていない。ところが、さっきネットでクラブのカタログを見ると、市販のスプーンやバッフィーも43インチくらいになっていた。
昔私を笑っていたゴルファー達は今、素知らぬ顔でそのながーいウッドを使っている。何だってそうなんだ。さんざん笑った奴に限って、最新流行だと言って自慢げに始める、私のマネ。
素知らぬ顔と言うより、笑ったことを完全に忘れている。しかもそのことを思い出せない。気楽な話なのだ。今回作ったウッドセットのクリークを測ってみたら41インチしかなかった。つまり市販のクラブより短くなっている。
ゴルファーは私のクリークが短い、と笑い始めるだろう。それが社会というもんだ。私はクラブヘッドの形を見ていて自然にシャフトの長さが決まる。不特定多数の使用者を相手にするクラブメーカーはある意味大変なのだ。
シャフトの長さがどれだけでなければいけないという基準はない。ただ、ウッドヘッドの形が、これくらいの長さのシャフトにしてくれないかと言葉を掛けてくるのである。その主体はライ角だから、ライ角の方を変えてこちらの好きにする場合もある。
しかしそればかりでもない。ヘッドの形がシャフトの長さを主張することもある。時にはすでにライ角に合ったシャフトが付いているにもかかわらず、ヘッドの形が私にそのシャフトをもう少し長く、あるいは短くしてくれと訴えることもある。
私のアイアンはネットで見るカタログよりもまだ2インチ、5センチほど長いが、アメリカで売られている普通のアイアンセットの長さと比べてさほど変わっていない。少し長いが、その分ライ角が小さいからマッチングに問題はない。
シャフトの長さを規定するのは身長ではなくスイングの形式であり、その形式に合ったシャフトの長さを逸脱すれば問題が起こる。何もわからないゴルファー、プロも含めてそういう無知なるゴルファーは気分的に短めのクラブを使えば支障は起きない。
私が作ったフェアウェイウッドの長さを世間が越えるのに35年かかっている。アイアンはまだ5センチほど足りない。しかしあと18年もすれば、私のアイアンを長いと笑う、あるいは驚く日本人ゴルファーはいなくなってしまう。それもまた、情けない話だ。筆者

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