« 0392 私のアイアンのスイングについて | トップページ | 0390 ケプラー型の特徴 »

0391 「あれっ」 クラブバランスのパラドクス
312グラムのレディースシャフトのドライヴァーと、370グラムの硬いシャフトのドライヴァーを交互に持って、ひたすら素振りをしていたら、「あれっ」という気分になった。全重の軽い方はバランスが重くなっているが、その方が重い感じがする。うーん。
当たり前の話だと思うだろうが、そうでもない。つい先日、私はスプーンにおもりを付けて390グラムにしたが、ヘッドに付けると重過ぎるので、やむなくシャフトに板おもりを巻き付け、ブチルテープで留(と)めた。
なぜそうしたかというと、バランスは悪くないのに左へ吹っ飛ぶことがあったからだ。チタンヘッドではしばしば起こる。鉄からチタンへ移行したとき、全重はかなり軽くなった。しかしバランスは変わらないから打ちやすい感じがするが、いざ打ってみると左に吹っ飛ぶ。
これはクラブが軽くなれば当然起こることだが、そうなると全重の最適値という話が持ち上がってくる。慣れれば軽い方がいいと思うかもしれないが、それなら何でわざわざアイアンのシャフトをスチールに戻したのか、説明できるか。
私はウッドもアイアンもカーボンを使っている。最近ではカーボンシャフトのアイアンは初心者用にしか売られていない。そりゃ変だ。変でも儲かるからそれはそれで構わないが、スチールシャフトのアイアンを使うゴルファーがウッドだけカーボンを使うということは間尺(ましゃく)に合わない。
硬くてねじれの少ないシャフトが必要な場合はスチールしかないだろうが、よほど馬力のあるプロでない限りそんなものは意味がない。それならなぜアイアンのシャフトをスチールに戻したのか。たぶんそれは私がスプーンのシャフトに板おもりを巻いて打ちやすいスプーンを作ったのと同じ理由だろう。
アキレスの亀というパラドクスがあるが、クラブバランスのパラドクスを、あなたはどう解くか。
軽い方が速く振れる。それは事実だ。練習場でボールと一緒にヘッドを飛ばすことがある。昔はみんなに打つのをやめてもらって、係員が走ってヘッドを拾ったものだが、この頃の日本人は「人でなし」になってきたので打つのをやめてはくれない。
「俺は時間がないんだ」と言って打つのをやめないから、ヘッドを飛ばしたゴルファーは閉店後に拾ってもらう約束をして帰る。情けない時代になった。私は練習場でヘッドを飛ばしたことはないが、ゴルフ場でドライヴァーのヘッドを飛ばしたことがある。
ヘッドがなくなったシャフトを振る。これは何の意味もない行動だが、たぶんみんなやる。そうすると恐ろしく軽いからビュッという音がしてシャフトは速すぎて見えない。こういう風に振れればボールは飛ぶだろう。
さて、312グラムのドライヴァーはバランス計に乗せても目盛りを振り切るほど重いはずだ。Gという目盛りがあれば、G-3くらいある。このドライヴァーのシャフト部分におもりを付けていくと、どこかでバランスがD-0になる。
その時このドライヴァーは重い感じがなくなって、普通に振れるようになる。全重は400グラム近くになるだろう。このドライヴァーは重い。軽い方が速く振れる。重い感じのままの時と、今と、どちらがより遠くへボールを飛ばせるだろうか。これがクラブの矛盾である。筆者

« 0392 私のアイアンのスイングについて | トップページ | 0390 ケプラー型の特徴 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 0392 私のアイアンのスイングについて | トップページ | 0390 ケプラー型の特徴 »