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0382 ライ角の変化率
テニスで、正確なショットのための極意と言えば膝を曲げることである。世界中どこでもこの基本は変わらない。ボールを追う視線が水平であれば、あとは奥行きだけ計算すればいい。だから目の高さを飛んでくるボールの高さと同じにすれば、ボールに当てやすくなる。
ややこしい三角関数の計算はいらないし、膝を曲げていればボールを打つときに膝の伸びる力をボールに与えることも出来る。「膝を曲げろ」とよく言うのはそのためで、英語だと「便所、ニーズ」になって、言うたびに言った本人の私一人が笑っていた。
昔まだ自分の測定器を持っていなかった頃、日本橋三越でロフトの調整をして貰ったことがあった。そのとき私のアイアンのライ角はほとんど皆同じだということがわかった。好き勝手に曲げていった果てに、ライ角が全部同じになったらしい。
当時ライ角が一本一本違うとは思っていなかったが、普通は長くなるほど少しずつ角度がフラットにしてあるそうで、それで私のクラブは非常に変わっていると言われた。知らずにそうなったと言ったら、足腰が強いのでしょうと言われた。
ジョン・クックは膝を伸ばした状態でクラブを構え、そこからエレヴェイターのように膝を曲げて腰を落とし、クラブが地面に着いたところでエレヴェイターをとめる。このアドレス法ならばライ角が全て同じでも困らない。
普通のスイングはシャフトが短くなるにしたがって腰は前屈(かが)みになり、ライ角が少しずつ変わる。それは至極当然だが、この方法はスイングがひとつで済まなくなるという事実を道連れにしている。
一方膝のエレヴェイションを使って土台を上下させれば、土台の上に乗っているスイングはひとつで済む理屈だ。マシンを作るならこれが一番簡単だろう。普通のやり方でマシンを作るとなると、バランスを維持するのにも、動きを調整するにも桁違いの困難が伴う。
もっとも、角度の変化は小さいのでライ角もロングアイアンからウェッジまで全体で3度しか変わらない。これくらいの違いならどちらの方法でも実際には大差は出ないだろう。
実際はそうだが、ポリシー自体は全く違う。スイングを作るのはポリシーであり、ポリシーは少しの曇りも許さない。スイングに迷いが生まれたらアウトだ。
それにしてもドライヴァーと同じスイングをウェッジでやるとなると、「土台昇降型スイング」では相当膝を折らないとウェッジは打てない。同様に「腰かがめ型スイング」はアイアンの範囲であれば問題ないが、ドライヴァーを含めて考えるとやはり無理がある。
ライ角はそれを使うゴルファーのスイングを作る。アップライトとフラット、土台昇降型と腰かがめ型、あらゆるスイングにライ角は影響を与えている。市販のアイアンの番手一本に付き0.5度ずつ変化するライ角に、メーカーは一体どんな根拠を与えているのだろうか。筆者

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