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0333 左利きが右でゴルフをすると上手なのはなぜ
左利きの初心者はゴルフの初心者全体の中で比較するとゴルフがうまい。左利き自体が少数派だから比較しにくいので気付かないだろうが、これは事実だ。無論十分に練習したあとの段階になれば努力や運動能力次第で特に左利きの有利は見えなくなる。

左利きの野球選手が右でゴルフをする場合、男性は全てのクラブを右で済ませるのが懸命だと思うが、女性の場合はドライヴァーだけ左で打つ方がいい。アイアンは飛距離ではなくコントロールが大事で、そのコントロールには左手の腕力が効いてくるがパワーを生み出す体の動きは慣れた左利きのままの方が有利だからだ。

この左の腕力はクラブを動かす力ではなく、静止トルクと言ってどれだけの大きさの力まで手首の形を変えずにいられるか、という力である。スイングが速くなればクラブには力が発生する。クラブは動いているから。その力のせいでスイングフォームが崩れる。特に手首の形が崩れる。

「ほうき型」の場合手首は積極的に動くので、如何にして動き出したクラブの持つ力をコントロールし、思い通りの形でインパクトを迎えられるかという話になる。しかし「熊手型」の場合は手首の形をロックしてスイングするので如何にロックし続けられるかが問題になる。

いずれにしても左腕の力はクラブを自在に操るために重要で、それは飛距離を出すパワーよりも価値がある。左利きの人は当然左の力が強いわけで、そういう意味で初心者があまり練習しない素(す)の状態でゴルフ場に出れば左利きの有利は揺るぎない。

日本のプロゴルファーにしてももっとうまくなりたいと思うならば左手の、特に手首の静止トルクを鍛えるのがいい。体全体の筋トレより先に必要なことだ。世界のプロと日本のプロは体力に差がある。しかしそれは飛距離に見えてくる話で、コントロール力の差は左への握力の差に原因している。

日本のトーナメントとアメリカのトーナメントの差は飛距離だけではない。グリーンに乗ったボールのピンからの距離の平均値が断然違う。日本のプロはアマチュアに毛が生えた程度で、ローシングル10人がチームを作って各ショットのベストショットで戦った場合でも負けないのがプロだろう。

左利きの人が多く、左手でフォークを使う白人と比べて日本人の左腕は弱い。その差は全体的な体力の差よりもはるかに大きい。まずその差を縮めなければならない。左手首のパワーが10パーセント増えるたびにゴルファーのスイングは決定的に変わる。そのたびに前よりも進化した新しいスイングを見つけるだろう。筆者

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