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0339 続「手前から攻める、アホ」
あれだけ書いてもゴルフ場では誰もがみなドショートする、とは言え、ブブックが読まれていないんだから当然だが。

誰が教えたのか、オーヴァーはいけない、手前から攻めろ、と。たかだが残り60ヤードをサンドウェッジで狙ってグリーンにはオンするが、ピンまで20メートルも残っている。つまり狙った距離の半分ちょっとまで打って当たり前の顔をしている。冗談ではない。みんなそうなんだ。気付かないんだ。

230ヤード飛ぶはずのドライヴァーが160ヤードしか飛ばなければみんなおかしいと思うだろう。手前から攻めないドライヴァーだが、250ヤード先に池があるからといってスプーンに持ち替えるゴルファーが何人いるか。

その上その長いパットもショートする。届かなければ入らない、とはパットで言われる話だが、受けグリーンが非常に多い日本ではむしろサンドウェッジを持ったときに思い出すべき話だ。

グリーンをオーヴァーすると確かに苦しい。ダボは覚悟しなければならない。それは日本のグリーンが大体において受けているからで、奥から乗せようとすれば下りになって難しい。

(芝を育てるよりお芋を植える文化だからグリーンは小さい方がメンテが楽で、それでグリーンは小型になる。小型のグリーンに遠くからボールが飛んできて落ちる。転がりすぎないように受けグリーンになる。)

20メートルの登りのパットと、グリーン奥からの寄せと、どちらが難しいか、それは微妙だけれども、サンドで打ったボールがピンの真上から落ちてもボールが5メートル転がるわけがない。

つまりピンがグリーンの相当奥に切ってあっても、ピンをダイレクトに狙って奥に落ちることはほとんどない。ウェッジのピッチショットに失敗してトップし、ボールがグリーン上を疾走するのを見る以外、私は日本でゴルファーがグリーンオーヴァーに打ったのを見たことがない。シングルゴルファーとプレーした場合を除けば、一度もない。

ピンの位置を確認する必要はない。ピンが奥か手前か熱心に気にするゴルファーの打ったボールはグリーンに乗らないことになっている。だからいつでもグリーンの真ん中にドスンと落とせばいいのに、それをいつもいつも手前に落としたのではピンが手前の時だけしか寄らない。

グリーン手前のガードバンカーからのショットでも私はピンの真上に落とすつもりで打つ。そうしないとショートする。グリーン奥にあるバンカーから打つときだけ短めに打つ。それはグリーンが受けグリーンだからだ。

手前から攻めろといっても、ゴルファーがやっていることは間が抜けている。ピンに直接打って3メートルオーヴァーするのがいいかそれとも20メートルもショートするのがいいか、考えればわかりそうなもんだ。

少なくともピンが狙いなのだから3メートル以内程度ならどこに止まってもナイスショットだ。奥3メートルがミスショットで手前15メートルがナイスショットというのは変だ。その変なことばかりしているゴルファーは変だ。

サンドウェッジを構えたらピンへダイレクトに打たなければならない。ボールが転がらないクラブなんだから。受けグリーンならばなおさらだ。手前から攻めるというのはカップの手前3メートルはピン奥1メートルよりいい、という話である。

カップの手前20メートルは手前と言わず遠くと呼んでいただきたい。それはミスショットである。ピン奥5メートルの方が明らかにナイスショットだ。手前から攻める、アホ。

ピン手前10メートルを狙って10メートルショートすれば20メートル残る。逆に10メートルオーヴァーするとべタピンになる。たぶんこういう仕組みになっている。

誤差10メートルの腕前ならば、ピンダイレクトに狙った場合、ショートでもオーヴァーでも10メートル残る。どうしてもオーヴァーして奥にこぼしたくないと言うなら、グリーン奥から10メートル引いたところに打てばいい。

そう言えばピンがセンターや手前にある場合の方がカップに近いところへ打っている。グリーンへは乗せたいということで、ピンの位置に無関係に狙いがグリーン上になるから、ショートしにくい。技術はあるわけだ。

愛読者のみなさま、ワンラウンドの結果、グリーンへのショットの半分が手前に、あとの半分が奥へ止まるように打ってみてください。

右と左を考えた場合、ミスショットの半分が右へ、半分が左へ行くのが普通です。もしもすべてのミスショットが全部右へ飛んだり、あるいは左へ行ってしまったら、それはもはやミスショットではなく、打ち方に問題があると誰でも気付きます。

それなのになぜ、手前と奥については打ち方の問題だと思わないのでしょうか。
しばしば釣り銭を間違えるレジ係がいたとして、間違いの半分が多く払いすぎ、半分が少なく払っていれば問題は起きませんが、常に少なく払う間違いだけするとしたら、問題でしょう。

それを未必の故意と言いまして、間違いではないのです。わざと間違えているのですが、本人は気付いていません。手前から攻めても構いませんが、ボールがとまるところは、ピンの奥と手前に平等でなければなりません。筆者

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