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3番アイアンが打てるようになるために、ドライヴィングアイアンのようにもっとロフトの小さなアイアンを用意し、それを部屋の中で握り続ける、という話を書いた。部屋の中で握っていると、あるいはときどき構えてみると、そのロフトに慣れる。

1番アイアンで構えても何とか打てそうなイメージが出来た頃に3番アイアンに持ち替えると、3番がまるで7番アイアンのように感じられる。それまでアイガー北壁のような絶壁に見えた3番のロフトが、絵に描いた富士山程度になって、十分楽に打てると思えるようになっている。

この話はロングアイアンのロフトの恐怖を克服することでロングアイアンが打てるようになる話だが、ロフトとは無関係に、たとえば6番でも8番でも、すでにうまく打てるクラブでも、そのクラブのフェイスを見慣れるともっと打ちやすくなる。

今までミスしないで上手にグリーンへ打てていたクラブを部屋へ持ち込んでずっと握っていると、そのうちにグリーンのどこへ打とうかと思えるようになる。実際にそこまで正確に打てるわけではないが、そういう気持ちが出せる。

下手なゴルファーは腕もないくせにグリーンのどこへ打とうか考え、気付かないうちにその難しさに押しつぶされて、グリーンどころかボールはグリーンとは全然縁のないところへ飛んでいく。これがゴルフだ。

上手なゴルファーはグリーンセンターに打てればいいと思って打つ。プロだって難しいライやグリーンを前にすれば同じことをする。難しいことをするのは難しいわけで、無理をすれば必ず失敗する。

打てる6番アイアンで今までよりもっとピンのそばを狙うには6番アイアンともっと親しくならなければならない。そのために一番簡単なのはいつも一緒にいることだ。一緒にいて見つめ、触って、構えてみる。

そうすることで使いやすさが格段に良くなる。練習場でちょっと打つだけでは効果はない。それどころかうまく当たればそれが普通だと誤解し、コースで失敗する。部屋で見つめるだけならば、間違った自信は生まれようもない。ただ親しくなって見慣れただけだからだ。

しかしそれがかえってコースでいい結果を生む。何しろ打って試したわけではないからそっと打つだろう。今までよりそっと打つかも知れない。

見慣れたフェイスのクラブには以前より大きな安心感が出ているのに、それとは逆に、度を超えた期待を持たせない不思議な力が生まれてくる。なぜかはわからないが、本当だ。 部屋の中でクラブを構え、打てる感じ、安心感が最高になるまで握りを調整する。この繰り返しが大事だ。

ボールはないのだから、イメージだけで自信を作り出さなければならない。実際ボールを打ってその結果から自信を作るのは実は危ない話で、プロほど練習しない限り、その自信はほぼ間違いなく過信である。イメージの方が謙虚だ。筆者

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