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0552 最近見なくなったバックスイングの形式
クラブを鞭(むち)のように撓(しな)らせて打てと言うが、ダウンスイングだけしなってバックスイングではしならないシャフトなんて、そんな都合のいい話はない。
実際それはとても怪しい話で、たとえばキャスティングをする釣り竿の動きを見れば、キャストする前に一旦竿を後ろへ振るとき、竿は明らかにしなっている。だからこそ、それを前へ投げたときに、すごいパワーが出るわけだ。竿は二度しなる。順方向と逆方向へそれぞれ一度ずつしなる。
川奈の石井富士夫さんだって、府中の長谷川勝治さんだって、よく見れば村上隆さんだって、みんな二度しならせて打っていた。バックスイングで腕が動き始めるとき、ヘッドの位置はアドレスのまま動かず、腕だけが動き出す。だから正面から見ると腕とシャフトが「く」の字になっていくのだ。
誰でもダウンスイングからインパクトの手前では、腕とシャフトは逆「く」の字になっている。つまりクラブをしならせて打てと言うなら、こういうスイングが自然と言うか当然なわけで、昔は結構いたのに、最近は全く見かけなくなった。
キャスティングをするのに、竿を肩に担いだ状態から投げていては遠いポイントには投げ込めない。竿のしなりを十分に使い切れないからだ。逆に言えば、しなりを十分使うゴルフスイングはボールが良く飛ぶということになる。ただしボールを打つのはやや難しいかも知れない。
私は今更そういうスイングを勧めているわけではない。そういう自然なスイングがあることを知っていることが大切だと言いたいだけだ。今のスイングは怪しいスイングだと知った上で、今のスイングがその怪しい部分をどうやって回避し、あるいは吸収処理して成り立っているのか、それを考えていただきたいと思っている。
安易に「ムチのようにしなるスイング」と言ってもらっては困る。そう言うからには、今話したような、自然にしなるスイングからどうやって不自然な、片方だけしならせるスイングに行き着いたのかを説明できなければならない。筆者

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