« 0427  女性用サイドヴュー型パターのライ角は53度 | トップページ | 0428 「歪んだ道具」はゴルファーを二度苦しめる その1 »

0426 霞ヶ関カンツリーの趣意書
昭和4年
「ゴルフは己を偽らず、人を妨げず、人の喜びを自分の喜びとし、己を犠牲としても人の幸を楽しむ精神を基調として競技するものである。」 と、うたった、とある。

これを読んだ私は、自分の人生そのままが、まさにそこにある、と思った。私の生き様が端的に言いあらわされている。しかしそれは妙だ。

この趣意書を書いた人々に嘘はない。ところが、私は餓死寸前のテニスコーチであり、ほとんど生まれたときから変人と言われて人生を過ごしてきた。

この趣意書に忠実に生きる人は珍しい人物である。私も珍しい人物だが霞ヶ関でプレーすることはない。したがって霞ヶ関にゴルファーの姿はほとんど、あるはずがない。うーん、何というパラドクス。 筆者
軽のワゴンに乗ってゴルフ場へ行くと、そのゴルフ場の品位がわかる。従業員が走って飛び出してきて、あっちへ回れ、というようなジェスチャーをしている。出入りの業者と間違えるわけだ。

こういう風に外見でものを見るような教育をしているゴルフ場に品位はない。人間はいつでもどこでも、どんな時でも、人を見て物を言わなければいけないと、私は親にしつけられた。

身なりで人を判断するほど卑(いや)しいことはないと、厳しくしつけられた。イギリス人はそういう意味で卑しくはないが、なぜかフランス人には卑しさが漂う。アメリカでも南部はフランス風で、北部はイギリス風だ。
農耕民族は心を持たない植物を相手にするので傲慢になりやすい。狩猟民族は動物といえども心を持った生き物を扱う。日本人が偉そうになってくると人を見なくなる。見えなくなるのだ。

人を見通す能力がないのが露呈することを恐れ、余計に見なくなる。イギリス人はインテリになるほど寡黙になる傾向がある。それもやはり本物でない見せかけのインテリが、自分の能力に自信がないからしゃべらなくなるだけだ。
だれか軽のワゴンで霞ヶ関へ出かけてみたら、この趣意書にウソがあるかどうか、すぐわかる。
補2
ゴルフ場の従業員は理事会の規則に従うわけではない。メンバーの指示に従うわけでもない。従業員はメンバーの心に従う。小学生は先生の言葉に従うわけではない。先生の心に従う。

被支配者は支配者の勅令に従うわけではない。支配者の心の奥底にある信条に従う。兵士は時として上官の指示に従わないが、その心には従っている。表向きをどう繕おうと、従うもの達は指示する者達の、それらの心の奥にあるものに従う。

いいホテルの従業員はよく教育されているが、それは教育というよりも支配人の心が伝わっていると言う方が正しい。どんなに教育しても、支配人の心に、その口から出る言葉を裏付けるものがなければ、誰もそれに従がえない。

だいぶ前のことだが、銀座の三越の従業員のレヴェルが明らかに下がったことがある。そのずっと前に、すでに新宿の三越は三越ではなくなっていた。わずかに日本橋だけが、今でも三越の誇りを保っている。

ユニクロは大きくなり過ぎて、もはや社長の心が従業員に伝わらないのか、あるいは社長の心がそうなのか、従業員のレヴェルが落ちてきている。海外では生き延びられると思うが、日本ではもうダメだろう。 筆者

« 0427  女性用サイドヴュー型パターのライ角は53度 | トップページ | 0428 「歪んだ道具」はゴルファーを二度苦しめる その1 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 0427  女性用サイドヴュー型パターのライ角は53度 | トップページ | 0428 「歪んだ道具」はゴルファーを二度苦しめる その1 »