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プロゴルファーにシャンクの研究は出来ない。40年もシャンクと戦ってきたが、そんなことをしていてはプロにはなれない。シャンクの研究にはシャンクが必要で、幸か不幸か、私は20分くらいクラブを振り続ければ必ずシャンクが出るという悲しい体質を持っている。

今日もまた、シャンク研究のために、わざと不用意にクラブを振り続ける。無論シャンクは出る。ボールは打たないのだが、カネヨンのクレンザーがそれを知らせてくれる。ありがたいというか、迷惑というか。

シャンクが出れば、40年の経験を全てつぎ込んでみる。それでとまる場合もあれば、とまらない場合もある。しかしさすがに40年、引き出しは沢山ある。今回は腕が伸びるという予想で対処してみた。

アドレスで構えたとき、アイアンは体に余裕があって、気分良く構える姿勢に幅がある。一方シャンクの出ないウッドの場合、腕も体も何となく伸ばして構えることに気付く。そこで、ウェッジを構えるとき、ウェッジをフェアウェイウッドだと思ってみた。

そうするとアドレスの構えが普段のウェッジとは違っていた。つまり、一度腕を伸ばしてアイアンを構える。そうすると体とボールの位置が普段よりも幾らか離れる。そのスタンスのまま、体を柔らかくしてアドレスし直す。

不思議なことに、それでも普通に、リラックスした状態でアドレスが出来る。腕が伸びるのだ。体も伸びているかも知れない。そこからバックスイングを始めてボールを打つと、シャンクがとまる。ボールから離れたのだから当たり前だと思うのはシャンクを知らない素人で、この話は素人向けではない。

シャンクの通は知っている。シャンクするたびにボールから離れていっても、シャンクはとまらない。もうこれ以上はボールに届くはずがないと思えるところまで離れて、それで打ってもシャンクする。ボールを打ったあとに体が前に崩れ落ちる。それでもシャンクするから、シャンクという現象に感動するのだ。

明日もまた、シャンクが出るまで素振りをし、シャンクをとめるために頭を使う。私はもはやシャンカーではない。すでにゴルフ場でシャンクは出ない。出さない。それでもまだ、シャンクはわからない。

私のゴルフ人生はゴルフをしているのかシャンクを研究しているのかわからない程だが、プロよりはシャンクに詳しくなった。言わばシャンクのエキスパートだ。実に残念な話だが、シャンクに悩むシングルやプロには「権威」と言えるだろう。何の役にも立たないが。うーん、 筆者

シャンクと似た現象がテニスのヴォレーで起こる。私はそれもシャンクと呼んでいる。ヴォレーはラケットをボールのところへ構えるだけのショットで、さほど大きな動きはない。

ところが、この動きの小さなショットで、ボールの前にしっかりとラケットを構えたつもりが、ラケットのネック、つまり丸い部分の根元にボールが当たる。

しかも一度そうなると、しばらくはどうがんばってもやはりネックに当たり、ガットに当たらない。ストロークのような大きな動きのショットでは起こらない現象である。

ゴルフのシャンクを初めて経験するのは大抵ウェッジのコントロールショットである。シャンク初心者のうちはシャンクはフルショットでは起こらない。

私のシャンクが最悪だった頃には、7番アイアンの1メートルのコロガシでもシャンクした。おぞましい思い出だ。

と言うわけで、シャンクという現象はボールを何かで打ったりたたいたりするスポーツ全般に起こっている、と私は考えている。だから不思議なのだ。

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