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ゴルフグリップが皮からゴム製になってグリップのしっかり感は飛躍的に向上した。私はその上にブチルテープを巻くので、摩擦はもっと大きくなる。自己融着テープはベタッとした感じさえあって、まるで接着剤付きのようになる。

グリップの摩擦力が大きくなるとグリップに安心感が出る。楽に握れる。グリップが滑るような感じがすると思い切り振るわけにはいかないし、強く握らないといけないから手が疲れる。

と、ここまではごく当たり前の話だが、問題はこの先だ。私のアイアンの8,5,4番は皮巻きである。実はほかのアイアンにも皮巻きなのがあるが、その上にブチルテープを巻いている。

グリップを太くする際、麻ひもがなかったり面倒だったとき、テニスのラケットに巻いてあった皮のグリップを巻いた。今ではテニスラケットのグリップも全てシンセティックになって本革製のグリップが付いているラケットはない。

私のラケットは古いタイプなので今でも本革が巻いてある。皮は合成品に比べて桁違いに長持ちするので貴重なのだが、それでもときどき取り替えなければならなくなる。それで交換用に常にジェニュインレザーと呼ばれる皮のグリップを持っている。

皮のグリップは乾燥しているとツルツルだが、汗で手に湿気が出てくると摩擦が大きくなる。緊張すればするほどしっかり握りやすくなる点、おしゃれだ。しかしそれでもゴムや特殊な石油製品のグリップ力にはかなわない。

皮巻きは「グリップ力」がラバーグリップほど大きくないので自然にそっと打つことになる。ギンギンには打てない。ブチルテープのしっかり感がいいと思う反面、皮巻きの、ちょっと遠慮して打つような感じも、結果的に失敗が少ない。

テニスのサーヴを打つとき、私たちは思い切り振るのだが、グリップは強く握っていない。ストロークやヴォレーに比べればどちらかというとぶらぶらに持っている。打つ瞬間だけはきっとギュッと握っているのだろう。

テニスのラケットを一番しっかり握るのはヴォレーで、ヴォレーはラケットをあまり動かさないショットだ。グリップ力が大きければ握る力が小さくてもしっかりと握れる。それならそっと打つにせよ目一杯打つにせよ、グリップ力は大きい方がいい、はずだ。

けれど実際はそうならない。皮巻きが乾燥していてツルツルの時にボールを打とうとすると、そっと握ってそっと打つが、ブチルテープの大きなグリップ力がある場合、皮巻きのようなタッチで打とうとしても、同じにならない。

だから必然的に皮巻きの方が穏(おだ)やかに振れる。無理しないスイングが出来る。無理しないように心がける必要がないのだ。心がけたってなかなかそうはいかないものだから、皮巻きの持つやや遠慮がちなグリップ力に意味はある。妙な話だか、本当だ。 筆者

昔グリップが皮だった頃にはグリップエンドのところにシャフトの径より皮の厚さ分だけ径の大きな鍋のフタみたいなストッパーを差し込んでいた。それがあるおかげでグリップがうまく巻けたのだが、今はこれが手に入らない。

探せばあるかも知れないが、最近見たことはない。だから自分で作るのだが、シャンペンの栓を作ればいいようなもんだ。

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